日本サッカーがロンドンオリンピック（五輪）で勢いに乗っている。

日本は３０日午前（日本時間）、英ニューカッスルで行われたロンドン五輪サッカー１次リーグＤ組第２戦でモロッコと対戦し、後半３９分の永井謙佑のゴールで１－０で勝った。 これで日本は２連勝となり、Ｃ組のブラジルとともに１６チームのうち真っ先に８強入りを決めた。 ００年シドニー五輪以来１２年ぶりの８強となる。

日本はその間、五輪に９回出場し、８強以上の成績は３回だった。 １９６４年の東京五輪で初めて８強入りし、１９６８年のメキシコ五輪では銅メダルを獲得した。 ２８年ぶりに五輪の舞台を踏んだ１９９６年アトランタ五輪では２勝１敗をマークしながらも脱落したが、巨艦ブラジルを破る波乱を起こした。 ００年シドニー五輪で８強入りした日本は今回、１２年ぶりの決勝トーナメント進出となる。 ０８年北京五輪では３敗と振るわなかった。 同じく五輪の舞台を９回踏みながらも２度の８強入りにとどまっている韓国に比べ、日本は五輪での成績がよい。


日本は最近まで、不安定な戦力のため自国のファンから非難を浴びていた。 日本で行われたニュージーランドとの親善試合は１－１で引き分け、英国で行ったベラルーシとの親善試合でも１－０で辛勝した。 しかし日本は本大会に入って変わった。 組織力が高まり、選手の攻撃力も自信に満ちている。 初戦のスペイン戦は１－０で勝ち、モロッコ戦でも終盤の集中力を発揮し、１－０で勝った。 日本サッカーの勢いに日本だけでなく、海外メディアの反応も変わっている。 主要ブックメーカーも日本を優勝候補２位にまで上げている。