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「韓国車、目覚ましく発展したが…中国を警戒すべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

GMリストラ総括責任者を務めたアルバート・コッチ米アリックスパートナーズ副会長(65)。

09年に破産した米ゼネラルモーターズ(GM)は昨年76億ドルの純利益を出した。会社設立以来、最高の実績だ。破産から抜け出し、正常化の軌道に乗ったということだ。しかしこれは72億ドルの利益を出した米国市場の功労が大きかった。欧州法人はむしろ7億5000万ドルの損失を出した。同じようにリストラのメスを入れたが、結果は違った。

09年から3年間にわたりGMリストラ総括責任者を務めたアルバート・コッチ米アリックスパートナーズ副会長(65)は「米GMはリストラ後、工場数が37カ所から31カ所に減ったが、欧州では反対が激しく、78カ所の工場のうち閉鎖したのはわずか2カ所だけだった」と述べた。

余剰人員を減らし、労働の柔軟性を確保するリストラ手続きを忠実に踏んだ側と、そうでない側の結果が実績で表れたのだ。コッチ副会長は「現在、欧州でも過剰生産を認めているだけに、問題を速やかに調整することが重要だ」と強調した。


リストラ・企業再建専門諮問会社アリックスパートナーズの韓国法人設立を記念するため訪韓したコッチ副会長に16日、ソウル小公洞(ソゴンドン)ウェスティン朝鮮ホテルで会った。

--現場で見たGMの問題点は何か。

「すべてが過剰状態だった。全米自動車労組(UAW)の力が強く、生産性が落ちる一部の工場さえも閉鎖できなかった。その結果、工場があまりにも多く、需要を上回る車を供給することになった。売れないから割引を増やし、売っても損失が出た。GMははるかに大きな規模の企業のように見える‘バブル会社’になった」

--リストラで最も重視した点は。

「高い収益率を出せるように階級を低める(規模縮小)ことだった。米国の場合、工場生産台数を1500万台から1050万台に減らした。職員数も95万人から71万人に縮小した。米国政府が金融支援を積極的にしたことで、工場を閉鎖する時にかかる環境復旧費用など、リストラにかかる費用を何とか調達できた」

--欧州GMはいつ正常化するのか。

「もっと長い時間がかかりそうだ。工場閉鎖をめぐり社会的摩擦が大きかった。リストラに対する政府支援も消極的だった」

コッチ副会長は現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車に対し、「これまで目覚ましい発展を遂げたが、中国を警戒する必要がある」と助言した。「低価格競争-品質競争-ラグジュアリーライン強化」戦略を歩んだ日本車の成長段階を韓国自動車業界が踏襲し、この過程を中国がそのまま進んでいるということだ。コッチ副会長は「韓国自動車企業は品質競争から抜け出し、若い世代の好みを把握し、それに合った新技術を開発しなければならない」と述べた。



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