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「韓国車のデザイン、非常に良くなった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「メルセデスベンツ・アドバンストデザインスタジオ」総括のイ・イルファン氏(39、米国名ヒューバート・リー)。

22日夜、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)「映画の殿堂」。 約20台のピアノの音に合わせて彼の鉛筆がゆっくりと動いた。 リズムが速くなろう彼の指の動きも速まった。 彼が描いたのは、この日発表されたメルセデスベンツのSUV(スポーツタイプ多目的車)、新型Mクラスだった。 米カリフォルニアにある「メルセデスベンツ・アドバンストデザインスタジオ」総括のイ・イルファン氏(39、米国名ヒューバート・リー)。 イ氏はこのように自分がデザインに参加したMクラスを紹介した。

在米韓国人2世のイ氏は、父が事業に失敗したことで厳しい時期も経験した。 それでも好きな自動車スケッチは続けた。 自動車デザインで有名なカリフォルニア「アートセンターカレッジ・オブ・デザイン」を卒業した後、フォルクスワーゲン、シトロエン、プジョーでインターン生活をした。 ベンツには2002年に合流した。 最初の数年間は特別な成果を出せなかったが、07年に4ドアクーペCLSクラス第2世代モデルのデザインがイ氏の手で完成され、実力が認められた。

Mクラス発表行事が終わった後、記者と会ったイ氏は「いろんなデザインがあるが、誰にでも合う無難なデザインが最も難しい」と語った。 イ氏は「特に大学を卒業したばかりの人に特異なコンセプトカーを描いてほしいと言えば、奇抜な作品があふれ出るが、誰もが乗れる製品を構想してほしいと要求すると頭を悩ませる」と説明した。


韓国車のデザインについては「非常に良くなった。 特に起亜(キア)車がかっこいい」と評価した。 イ氏は「K5も良いが、何よりもリオ(韓国名プライド)が本当に素晴らしい」とし「高校生から60歳代まで乗ることができる無難なデザインでありながらも洗練されている」と絶賛した。

イ氏は新型Mクラスが世界5つのアドバンストデザインスタジオの共同作業で誕生したと説明した。 5つのスタジオがそれぞれデザインし、ディーター・ツェッチェ会長(59)をはじめとする取締役会のメンバーが3つを選んだ後、それぞれの長所を融合して生まれたのがMクラスということだ。



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