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北朝鮮、長射程砲の砲身開いてヘリ前進配置…韓国軍警備態勢を点検

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

チョン・スンジョ合同参謀議長(左側)が14日、東海岸軍部隊巡視で空軍江陵基地を訪問して、掩体壕(格納庫)で機関銃弾薬を装填中のF-5戦闘機を確認している。

「空軍は合同参謀議長の右腕だ」14日午後、チョン・スンジョ合同参謀本部議長が最前方の空軍江陵(カンヌン)基地を訪問して戦闘機操縦士へ向けた言葉だ。北朝鮮の挑発を制圧するのはもちろん、挑発を指示した司令部まで打撃する空軍戦闘機操縦士の任務を強調した表現だ。チョン議長はまた「江陵基地は6・25戦争の際、戦闘機出撃の92%を占めた戦闘機操縦士の故郷、赤いマフラーの故郷」とも表現した。

今回のチョン議長の巡視は北朝鮮が韓国軍の関心を西海(ソヘ、黄海)に集中させた後、東海岸で挑発することもあり得るという可能性に備えるためだ。合同参謀関係者は「北朝鮮が2010年西海岸で天安(チョナン)艦と延坪島(ヨンピョンド)攻撃を敢行したが、大規模なスパイや潜水艦侵入は東海岸で起きた」として「西側で鐘を鳴らし、東側を攻撃する声西撃東に備えたこと」と話した。

ただならぬ北朝鮮軍の動向も意識した。軍当局によると北朝鮮は最近、スホーイ・ミグ(MIG)戦闘機を最前方に配置したのに続き、今度は後方のヘリコプター部隊を黄海道(ファンヘド)に前進配置した。また、ソウルと首都圏が交差地点に入る長射程砲30門も前方に配置し砲身を開いていることを軍当局は確認した。軍高位消息筋は14日、「北朝鮮軍通信にはソウル中心街の地名が言及される場合もある」として「韓国社会を萎縮させるという意図と思われる」と述べた。


チョン議長は江陵基地管制塔でF-5戦闘機に乗って飛行中の操縦士と直接交信して「準備態勢に万全を期すように」と指示した。飛行中にチョン議長の交信を受けたパク・ソンヨル(少佐)機長は「持続的に高強度訓練を続けます。必勝!」と答えた。

チョン議長は1時間25分間基地に留まって、管制塔や非常出撃・基地現況を把握した。これに先立って議長は午前、東海1艦隊司令部を訪問して、対潜水艦船の能力を集中点検した。東海岸は水深が深く、潜水艦が活動しやすいうえに1996年と98年北朝鮮潜水艦が侵入したことがある。

議長は停泊中の広開土大王艦(3800トン級、艦長キム・ジウォン大佐)に乗り込み、潜水艦探知装備と魚雷欺瞞装備(TACM)を調べた。 この席でチョン議長は「私は海軍に来ると気分が良い。海軍には乗組艦(スンジョハム)が多いからだ。私の名前がスンジョだろう」とダジャレを口にした。点検を終えた後、「韓国軍は契機があれば天安艦や延坪島砲撃に対する復讐の機会にするという意志を末端部隊まで持っている」と話した。





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