サッカー韓国五輪代表チームの洪明甫（ホン・ミョンボ）監督（４３）が朴主永（パク・ジュヨン、２７、アーセナル）に対する立場を明らかにした。チェ・ガンヒ韓国代表チーム監督（５３）が提示した原則に従うことを要求した。

洪明甫監督は１日、仁川（インチョン）空港で行った入国インタビューで、「朴主永は私たちのチームに必要な選手。五輪のワイルドカードとして活用するために２０１０年から長期的なプランを持って見てきた」とし「しかし原則的にサッカー代表チームの選抜基準を同一に適用するしかない」と述べた。

洪明甫監督は先月３１日、スイス・ベルンで行われた韓国－スペインの親善試合を観戦し、この日帰国した。韓国代表には五輪で活躍する選手が多数含まれているため、選手のコンディションを確認するための観戦だった。


これに先立ち、チェ監督は朴主永選抜の前提条件に「国民の前で兵役問題に関する選手自身の考えを正直に釈明すること」を要求した。兵役問題は敏感な部分であるだけに、国民的な共感を得る過程が必要だと判断したのだ。

しかし朴主永はこれを拒否し、韓国代表チームのエントリーから外れた。その後、朴主永は母校の高麗大学報のインタビューで「兵役問題については話すことがない。代表チームに選抜されるかどうかは全面的にサッカー協会と監督が決めること」と述べ、う回的にチェ監督の方針を批判した。

状況をよく把握している洪明甫監督は「近いうちに会って話をする考え」と述べた。また「体の状態だけでなく、どんな考えをしているのか直接確認する。朴主永とはずっと連絡をとっている」とし、対話チャンネルを開いていることを示唆した。

韓国五輪サッカー代表チームは７日に行われるシリアとの親善試合を控え、この日、坡州（パジュ）ＮＦＣ（代表チームトレーニングセンター）に招集された。