兵役延期で非難を浴びている朴主永（パク・ジュヨン、２７、アーセナル）が、サッカー韓国代表チームのエントリーから外れた。

韓国代表のチェ・ガンヒ監督は１７日、ソウル論硯洞（ノンヒョンドン）ナイキフットボールキューブで、スペイン代表との親善試合、カタール・レバノンとのワールドカップ（Ｗ杯）最終予選第１・２戦に出場する代表メンバー２６人を発表した。最も大きな関心を集めたのは朴主永が含まれるかどうかという点だったが、チェ監督は結局メンバーからエントリーから除いた。

朴主永はＡＳモナコでプレーした当時、モナコ公国から長期滞在許可を受け、３７歳まで兵役が免除された。しかし韓国国内では兵役を逃れるための手段だという非難があふれた。チェ・ガンヒ監督は「朴主永が自ら記者会見を開いて釈明するべき」という意向を表したが、朴主永は最後まで背を向けた。


しかしチェ監督は「朴主永はこれまで代表チームに大きく寄与してきたし、今後も大きな力になる選手」とし「選手選抜に法はないと考えている。代表チームはその前後のことも考えなければいけない。いつでも代表チームの門は開かれている」と述べ、今後、代表に選抜する可能性を示唆した。

今回選抜された韓国代表チームは、５月３０日にスイスでスペインと親善試合を行った後、６月９日にブラジルＷ杯最終予選第１戦のカタール戦（アウェー）、６月１２日に第２戦のレバノン戦（ホーム）に臨む。

▽サッカー韓国代表（５／３０スペイン戦、６／９カタール戦、６／１２レバノン戦）

ＧＫ＝鄭成竜（チョン・ソンリョン、水原）、金永光（キム・ヨングァン、蔚山）、金鎮鉉（キム・ジンヒョン、セレッソ大阪）

ＤＦ＝郭泰輝（クァク・テフィ、蔚山）、金英権（キム・ヨングォン、大宮）、朴柱昊（パク・チュホ、ＦＣバーゼル）、呉範錫（オ・ボムソク、水原）、李正秀（イ・ジョンス、アルサド）、曺秉局（チョ・ビョングク、磐田）、趙容亨（チョ・ヨンヒョン、アル・ラーヤン）、崔孝鎮（チェ・ヒョジン、尚州）

ＭＦ＝具滋哲（ク・ジャチョル、ヴォルフスブルク）、奇誠庸（キ・ソンヨン、セルティック）、金斗炫（キム・ドゥヒョン、警察庁）、金甫ギョン（キム・ボギョン、セレッソ大阪）、金在成（キム・ジェソン、尚州）、金正友（キム・ジョンウ、全北）、金致佑（キム・チウ、尚州）、南泰煕（ナム・テヒ、レクウィヤ）、朴ヒョン範（パク・ヒョンボム、水原）、廉基勲（ヨム・ギフン、警察庁）、李根鎬（イ・グノ、蔚山）

ＦＷ＝金信旭（キム・シンウク、蔚山）、孫弘敏（ソン・フンミン、ハンブルグ）、李東国（イ・ドングク、全北）、池東源（チ・ドンウォン、サンダーランド）