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18年ぶり黄砂がない韓国の春、その理由は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「春の招かざる客」黄砂がこの春には観測されていない(写真は資料)。

「春の招かざる客」黄砂がこの春には観測されていない。 14日に中国北部地方で発生した黄砂も、韓半島に影響を与えることなく消えた。 16日の気象庁によると、春季(3-5月)にソウルで黄砂が観測されなかったのは94年以来18年ぶり。

ソウルだけでなく、済州道(チェジュド)を除いた全国で黄砂は発生しなかった。 済州道で3月に弱い黄砂が2度観測されただけだ。 01年以降、毎年春に3-24回ほど発生してきたのとは対照的だ。

国立気象研究所のチョン・ヨンシン黄砂研究課長は「黄砂発源地付近を通過する低気圧が普段よりも北側に形成されたため」と説明した。 黄砂の塵を空中に押し上げて運ぶのが低気圧だが、低気圧の移動経路が北側に偏り、韓半島に影響を及ぼさなかったということだ。


また南西気流が強く、黄砂が南下しなかったという。 発源地の黄砂が韓半島に接近するには北西風が強く吹かなければならないが、南西側に入った暖かい空気が防いだため、黄砂が北朝鮮・ロシア側に向かったということだ。

発源地で発生した黄砂の量も例年に比べて少ないのも理由だ。 しかし07年には5月31日に強い黄砂が韓半島を覆ったことがあるため、まだ安心はできないという指摘もある。

チョン課長は「25日までの気象状況を予測した結果、17日と23日に黄砂が韓半島に移動してくる可能性があるが、激しいものではない」とし「6-8月に観測された例はない」と述べた。



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