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世界最大リゾート会社代表「中国人が韓国に行きたがる理由は…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ガメル・アジズMGMホスピタリティ最高経営責任者(CEO)。98年にベラージオホテル副会長に就任し、MGMホスピタリティと縁を結んだ。 01年にリゾート事業の成功が認められ、ベラージオ会長兼MGMグランドホテル最高運営者(COO)に昇進した。

「韓国政府が韓国人のカジノ入場を認めれば、すぐにも30億-50億ドルを投資して複合リゾートを建設する」。

米MGMホスピタリティのガメル・アジズ最高経営責任者(CEO)がこうした意向を明らかにした。 最近訪韓し、中央日報の単独インタビューに応じた。

MGMホスピタリティとは、米ラスベガスでベラージオ、MGMグランドなどのホテルを運営する世界最大リゾート会社。 MGM側が構想しているのはホテル、カジノ、コンベンションセンター、劇場、スパまで備えた大規模レジャー施設だ。 アジズ氏はこうした施設を構想する理由について、「中国人観光客が韓国に押し寄せるため」と説明した。


「中国でホテル事業をしていると、多くの中国人が韓国に行きたがっているのが分かる。 アジアエンターテイメントの中心地として韓国が持つ魅力のためだ」。

複合リゾートの位置については、「ソウルまたは仁川(インチョン)、釜山(プサン)などを考慮している」と明らかにした。 また「複合リゾートができれば、直接・間接雇用を含めて約5万人の雇用が生じる」と述べた。 リゾートをはじめ、周辺に生じる飲食店や各種便宜施設にこれほどの人材が必要ということだ。

アジズ氏は「韓国ではカジノの副作用を心配して韓国人の出入りを制限しているが、それよりも複合リゾートの雇用創出効果に注目すべきではないかと思う」と述べた。

以下はアジズCEOとの一問一答。

--もし韓国政府が外国人専用カジノだけを認めるなら。

「その場合は大きな投資はできない。 韓国を訪れる外国人は韓国人と交流することを望む。 韓国人の入場が制限されれば、複合リゾート自体に行かなくなる。 また韓国人もカジノ入場が禁止されれば差別を受けていると感じないだろうか。 無条件に入場禁止にするよりも、韓国もシンガポールのように国内の人から一定の入場料を受けるなど規制を設ければよいのではないだろうか」

--MGMのほかにも韓国に進出しようとしているリゾート会社はあるのか。

「ラスベガスサンズ、ウィンズリゾートを含めて3、4社ほどある。 すべてが韓国に進出すれば20万人ほどの雇用が生じるだろう」

--他社も韓国人のカジノ入場が認められてこそ投資するという立場か。

「そう聞いている。 実際、カジノは複合リゾート全体面積の5%にもならない。 観光客はほとんどの時間をカジノではなく、他のところで過ごすということだ。 しかしカジノがなければそのリゾートに行こうとしない。 それでカジノが必要となる」

--MGMはエンターテイメント会社としてもよく知られている。 韓国エンターテイメント会社と一緒に仕事をしたり投資したりする考えはないのか。

「そういう考えは多い。 韓国エンターテイメントの質が非常に高まった。 韓国に関心を持つ理由の一つが韓流だ。 ただ、大型公演会場など基盤施設が不足していて、韓流の流れを十分に生かせていないのが惜しまれる。 私たちが1万-2万人を収容できる公演会場を建設し、韓流をさらに活性化させたい」



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