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【社説】北朝鮮「光明星3号」はミサイル発射挑発だ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が来月15日ごろ大陸間弾道ミサイル発射実験を行うと発表した。「光明星3号」人工衛星を打ち上げるという主張だ。

しかし北朝鮮の主張はミサイル試験を偽装するための策略にすぎない。先月29日にニューヨークで核実験、ミサイル試験発射、ウラン濃縮中断を米国と合意したばかりだ。北朝鮮に「栄養支援」することを約束した米国は不意打ちを食らう格好となった。北朝鮮の策略は、大統領選挙を控えたオバマ米大統領を最大限に利用するということだ。オバマ大統領は年末の大統領選勝利のため、それまで北朝鮮が問題を起こさないことを望むという政治的考慮で支援を約束した。

北朝鮮は06年にテポドン2号を発射し、09年には「光明星2号」発射直後に核実験を行った。こうした前例を考えると、光明星3号の発射予告は「近く核実験もありうる」という暗示だ。これを通じて米国が追加で譲歩するよう圧力を加えるという意図とみられる。米国が米朝合意違反を理由に北朝鮮に圧力を加える場合、「平和的な宇宙利用」という主張で論争するという思惑も見える。


しかし北朝鮮のこうした計算が通用するかどうかは不透明だ。オバマ大統領は米国内で「同じ馬を3度も買った」という批判を受けている。したがって北朝鮮の約束違反はむしろ、米国の強硬対応を招く可能性がある。

当初から米朝合意に疑問を抱いた韓国政府も同じだ。国連安全保障理事会1874決議はすでに弾道ミサイル技術を利用した発射を禁止している。したがって北朝鮮がミサイル試験を強行した場合、国連安保理レベルの対応が議論される見込みだ。これを受け、米朝合意で6カ国協議が近く再開されるという予想にも影響が生じることになった。韓半島の緊張がまた高まるしかない。

今回の件は、金正恩(キム・ジョンウン)の北朝鮮も金正日(キム・ジョンイル)時代の北朝鮮と同じように、挑発的で対立的な対外・対南姿勢をとることを見せている。最近続いている対南非難のレベルを見ると、対南姿勢はむしろ悪化している。したがってミサイル実験で南北の緊張が高まる場合、北朝鮮が対南挑発を試みる可能性もかなり高まると考えなければならない。北朝鮮は挑発を控え、韓国は警戒を強化しなければならない時期だ。



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