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【中央時評】金正日死去、北朝鮮体制、南北関係(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
しかし私たちに最も重要な点は、韓国に何ができるかという問題だ。 08年の金正日「健康異常」時点と比較し、「死亡」という決定的事態を相当期間知らなかったという点は、今後、北朝鮮問題に関連して重大問題を招くことになるかもしれない。 仮に今後、「統一問題」が急に台頭した時期に今回のように何も把握できず、中国・北朝鮮が先に事態の行方を決定した後に認知することになれば、どうなるのか。私たちが分離不可能な相手と理念的に違って憎悪しても、必ず関与して包容しなければならない‘実用的’理由だ。

「非核・開放・3000」政策の完全失敗を見ながら、私たちは韓国と北朝鮮の間の政治的・歴史的不一致を確認することになる。 仮に盧武鉉(ノ・ムヒョン)と金正日の10・4首脳合意が国民的合意を通して、保守政府の登場を契機に部分的修正を経て、南北間で原則的に遵守される中で、現今の事態を迎えたなら、南北関係はどうなっているだろうか。また韓国は何ができただろうか。現在のように傍観していただろうか。東方政策の原則的継承と部分的修正を通して、冷戦解体の瞬間が到来した時に統一を達成したドイツ‘保守’勢力の知恵に照らして、李明博(イ・ミョンバク)の失敗はよりいっそう自己矛盾的、反実用的だ。

「西海(ソヘ、黄海)平和協力特別地帯の設置」「共同漁労区域と平和水域の設定」「経済特区建設と海州(ヘジュ)港活用」「民間船舶の海州直航路通過」「漢江(ハンガン)河口共同利用」「開城(ケソン)工業地区第1段階完工および第2段階開発着手」「ムン山-鳳東(ボンドン)間鉄道貨物輸送開始」「開城-新義州(シンウィジュ)鉄道と開城-平壌高速道路共同利用」「安辺(アンビョン)と南浦(ナンポ)の造船協力団地建設」…。 10・4南北首脳合意に出ているこうした地域に南北住民が‘一緒’に活動して居住する状況で今日を迎えたなら、北朝鮮は誰の助けの中にどんな未来を構想するだろうか。民族の未来を考えれば、残念な現実だ。 進歩・保守‘政府’間の極端な断絶を越えて、大韓民国‘国家’としての原則的一貫性を通して、民族問題に接近する円熟した知恵を、改めて考えてみる。


パク・ミョンリム延世大教授(政治学)



【中央時評】金正日死去、北朝鮮体制、南北関係(1)

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