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「金正恩は北を掌握できない…金正男にもチャンス」

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死後、北朝鮮政局が焦眉の関心事に浮上している。

09年に「2つの大きな星が落ちる」として盧武鉉(ノ・ムヒョン)・金大中(キム・デジュン)の逝去を暗示した車吉辰(チャ・ギルジン)法師(64)が20日、今回の事態と関連し「金正恩は北朝鮮を掌握できない」という新しい予言をした。 金正日総書記の死去後、北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)を「偉大な後継者」としながら後継構図を確定している雰囲気とは全く違う内容で、衝撃的だ。

日刊スポーツにコラム「車吉辰のゴッドモーニング」を連載している車法師は20日のインタビューで、「金総書記の釈然としない死のため、北の内部では大きな変乱が起きる」とし「体制の大きな変化は不可避」と語った。 金総書記の死去が自然なものではなく、北朝鮮政権内の派閥間の葛藤が本格化するという暗示と見ることができる。


車法師は「金正男(キム・ジョンナム)が北朝鮮の未来の変数だ。 金正男にもチャンスがある」とし「金正恩は北朝鮮を掌握できない。 親中国系が集団指導体制で政権を握る」と話した。 ブッシュ大統領時代に国家安保会議(NSC)アジア担当局長を務めたビクター・チャ・ジョージタウン大教授が「息子の金正恩に権力を委譲している時点に金正日が死去しただけに、問題は金正恩体制が定着するかどうかだ。 後継体制の構築過程はそれだけ難しくなったようだ」と述べたが、これと軌を一にする。

車法師は12日の日刊スポーツとのインタビューでは、「2012年に統一が実現する。 実質的な統一の元年になるだろう」と語った。 金総書記の死去が伝えられる前の予言であり、よりいっそう関心を引く。

一方、車法師は周囲の知人に金総書記の2011年中の死去を予告していたという。 在米言論人で小説家のアン・ドンイル氏は20日、日刊スポーツとのインタビューで「9月に車法師が『金正日は今年中にいなくなる人』と話した。 当時はその話を笑って聞き流した」とし「19日に金総書記の死去を聞いてびっくりした」と伝えた。



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