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<金総書記死去>外国弔問団を受け入れない理由は?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮は19日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の葬儀に外国の弔問団を受け入れないと明らかにした。息子であり後継者の金正恩(キム・ジョンウン)党中央軍事委員会副委員長を筆頭に232人に達する葬儀委員が中心になり葬儀を行うということだ。これは1994年の金日成(キム・イルソン)主席死去の時と似ている。北朝鮮は当時も海外からの弔問を受け入れないとの立場を表明した。

専門家らは、北朝鮮の一次的な目的は北朝鮮を外部世界との接触から遮断することと見ている。外国の弔問使節が来れば閉鎖的な北朝鮮社会内部の弱さが露出し手のほどこしようがないほど揺らぐ可能性が大きいということだ。さまざまな国から多様な規模の弔問団が来る場合には統制するのが難しいという管理上の問題もある。ただし北朝鮮は金日成死去当時、在外同胞らの要請により弔問団を受け入れると翻意したことがある。韓国文化財団のパク・ボヒ総裁が当時弔問に訪れた。

今回もそうした可能性があるというのが北朝鮮専門家らの分析だ。北朝鮮で神と見なされる金日成・金正日父子の死に接した外部の「要請」に勝てず弔問団を受け入れることにしたという形で宣伝できるためだ。すでに中国とロシアなど友好国が弔電を送り弔問の可能性を打診しているという。統一研究院のチョン・ヒョンジュン専任研究委員は、「北朝鮮が2日後に金正日死去を知らせたのは、その間に金日成死去当時の前例を調べ十分な準備をしたという意味。今回も外部の要請に勝てず弔問客を受け入れたという形で金正日を神格化する可能性がある」と分析した。


北朝鮮が海外弔問客を受け入れる側に方向を変えれば弔問と関連して韓国の葛藤が再演される可能性が提起されている。現代グループの鄭周永(チョン・ジュヨン)名誉会長と、盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領、金大中(キム・デジュン)元大統領が死去した際に金正日が弔花と弔問団を送っただけに、今度は韓国も弔問団を送らなければならないという声が出ている。

しかし保守団体のライトコリアは声明を通じ、「韓国政府は北朝鮮に弔問団を送る考えをわずかでもしてはならない」と主張した。



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