新しく作られる中学校歴史教科書の執筆基準に対する公聴会が17日、京畿道果川市(キョンギド・クァチョンシ)の国史編纂委員会大講堂で開かれた。国史編纂委が主催し、「歴史教科書執筆基準開発共同研究陣」が主管した。
この日最も注目された人物は国史編纂委の李泰鎮(イ・テジン)委員長だった。開会あいさつで李委員長は、最近韓国社会の一部で議論になった「自由民主主義vs民主主義」に対する自身の立場を明らかにした。李委員長は教育科学技術部が新しい教育過程を告示する前に国史編纂委に自由民主主義用語含めることに関する問い合わせをしてきたとし、「最終的に自由が入った方が良いという意見を教育科学技術部に送った」と公開した。
教科書をめぐる論議は8月9日に教育科学技術が新しい教育過程を発表してから広がった。教育過程は「教科書の憲法」に相当する。教育過程に自由民主主義という用語が新しく入ったことに反対する一部学者が自由民主主義の代わりに以前のように民主主義という表現をそのまま使おうと主張してきた。
李委員長が自由民主主義という表現を選んだのには2つの根拠があるという。ひとつは韓国憲法前文に出てくる「自由民主的基本秩序」が自由民主主義と解釈できると判断したということだ。2番目は小中高の教科書は教育次元で常識的にアプローチするべきで、学術研究とは違うという点を考慮したという。
続けて共同研究陣の李益柱(イ・イクジュ)委員長が「中学校韓国史領域」の執筆基準を、朴檀(パク・ダン)西江(ソガン)大学教授が「中学校世界史領域」の執筆基準を発表し、これに対する討論が進められた。討論では「自由民主主義vs民主主義」の表現をめぐる賛否両論が繰り返されたりもした。李益柱委員長は、「自由民主主義に対する共通した定義がないということが問題。自由民主主義という用語を使うものの、その範囲を人民民主主義と北朝鮮を追従する従北主義を除く線で幅広く使えば良いだろう」という見解を明らかにした。李泰鎮委員長は締めくくりの発言で、「国民的希望として自由民主主義を推進してきたし、また、南北が対立した状態で北朝鮮の人民民主主義と違った自由民主主義のための歴史的事実があったことを考えてほしい。民族が2つに分かれた状況で国家が優先される歴史教育になり、その次に民族問題を考えなければならないだろう」と話した。
この日最も注目された人物は国史編纂委の李泰鎮(イ・テジン)委員長だった。開会あいさつで李委員長は、最近韓国社会の一部で議論になった「自由民主主義vs民主主義」に対する自身の立場を明らかにした。李委員長は教育科学技術部が新しい教育過程を告示する前に国史編纂委に自由民主主義用語含めることに関する問い合わせをしてきたとし、「最終的に自由が入った方が良いという意見を教育科学技術部に送った」と公開した。
教科書をめぐる論議は8月9日に教育科学技術が新しい教育過程を発表してから広がった。教育過程は「教科書の憲法」に相当する。教育過程に自由民主主義という用語が新しく入ったことに反対する一部学者が自由民主主義の代わりに以前のように民主主義という表現をそのまま使おうと主張してきた。
李委員長が自由民主主義という表現を選んだのには2つの根拠があるという。ひとつは韓国憲法前文に出てくる「自由民主的基本秩序」が自由民主主義と解釈できると判断したということだ。2番目は小中高の教科書は教育次元で常識的にアプローチするべきで、学術研究とは違うという点を考慮したという。
続けて共同研究陣の李益柱(イ・イクジュ)委員長が「中学校韓国史領域」の執筆基準を、朴檀(パク・ダン)西江(ソガン)大学教授が「中学校世界史領域」の執筆基準を発表し、これに対する討論が進められた。討論では「自由民主主義vs民主主義」の表現をめぐる賛否両論が繰り返されたりもした。李益柱委員長は、「自由民主主義に対する共通した定義がないということが問題。自由民主主義という用語を使うものの、その範囲を人民民主主義と北朝鮮を追従する従北主義を除く線で幅広く使えば良いだろう」という見解を明らかにした。李泰鎮委員長は締めくくりの発言で、「国民的希望として自由民主主義を推進してきたし、また、南北が対立した状態で北朝鮮の人民民主主義と違った自由民主主義のための歴史的事実があったことを考えてほしい。民族が2つに分かれた状況で国家が優先される歴史教育になり、その次に民族問題を考えなければならないだろう」と話した。
この記事を読んで…