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米大学教授「韓国、米国と密接してこそ中国が待遇」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ビクター・チャ教授は「韓国は米国と戦略的に密接な関係を結んでこそ、中国の尊重を受け、よりよい待遇を受けられる」とし「韓国は中国と密接な協力関係を持ち、政治・安保では米国と密接な関係を結ぶのが最善」と主張した。また「韓米は民主主義の価値を基盤にした自然な同盟」と説明した。

--韓国政府の対北朝鮮政策を評価してほしい。

「一部で、李明博(イ・ミョンバク)大統領の執権後、南北関係が悪化したという評価があるが、これには同意しない。李大統領は北朝鮮に近づこうとしたが、北朝鮮が核・ミサイル実験に続き、天安(チョンアン)艦沈没や延坪島(ヨンピョンド)砲撃などを起こし、関係を悪化させてきた。北朝鮮は韓国が会談自体のために対価を支払わないという確固たる原則のもと、お互いがやり取りする相互関係を望んでいるということを分からなければならない。北朝鮮が前向きに変わってこそ、韓国が首脳会談などさまざまな方法で北朝鮮との関係改善に乗り出せる」


--6カ国協議を通した北核廃棄の可能性は。

「米国は6カ国協議を通して北朝鮮の核を完全廃棄できるとは考えない。おそらく部分的な核廃棄程度ではないだろうか。米国が6カ国協議に出る理由は、北朝鮮が統制不可能なほど核兵器を保有するのを防ぐためだ。米政府が北核廃棄を強調する理由は、北朝鮮の核保有を認めないという戦略的な判断があると見る」

--来年の大統領選挙を控えた米政府の対北朝鮮政策は。

「米政府は大統領選を控えて危機を望まないだけに北朝鮮と対話に出る可能性がある。ところが過度に北朝鮮に寄りつくことはないだろう。これは戦術的な接近だ。北朝鮮と関連した大きな戦略は来年の米大統領選後に出てくるだろう」

--昨年、天安艦爆沈と延坪島砲撃をした北朝鮮の追加挑発の可能性は。

「北朝鮮は過去、米国と対話しない時に挑発をしてきた。私が韓国室長を務める米戦略国際問題研究所(CSIS)研究によると、北朝鮮が挑発した後、平均5.3カ月が過ぎてから米国と北朝鮮が対話をしている。北朝鮮が米国と交渉テーブルに座って以来、かなりの時間が経っているだけに、北朝鮮がいつ、どのように挑発するか分からない。北朝鮮は政権交代を準備する時期であるだけに、後継者の金正恩(キム・ジョンウン)の正統性を確保するためにも挑発を起こす可能性がある」



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