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「韓米の対朝政策摩擦少なくない」…ウィキリークスが暴露した韓国関連内容は…(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ジュリアン・アサンジ氏(40)。

内部告発サイト「ウィキリークス」が2日(現地時間)、保有する米国外交公電をすべて公開した。ウィキリークスによると、公開された米外交公電は全25万1287件にのぼる。ウィキリークスが一度に外交公電を公開した理由について、一部では「設立者のジュリアン・アサンジ(40)が外交公電ファイル保護のため設定した暗証番号がハッキングによって解かれたため」と推定されている。以下はウィキリークスが公開した外交公電のうち韓国関連の主要内容。

ウィキリークスが公開した在韓米国大使館の外交公電から、対北朝鮮包容政策をとった金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府当時、強硬論を主張した米国と少なからず摩擦が生じていたことが分かった。

07年10月の第2回南北首脳会談に対し、当時のバーシュボウ米大使は「盧武鉉大統領の白鳥の歌(swan song=最後の作品)」と本国に報告した。バーシュボウ大使は首脳会談合意文の10・4宣言翌日の5日、ソウル発の秘密外交公電で「10・4宣言は首脳会談の成果に関する報告書ではなく、盧大統領の‘白鳥の歌’」とし「合意を履行するためには政治的な承認と財源の用意が必要なため」と報告した。


これに先立ち06年7月の北朝鮮のミサイル発射と核実験当時も、両国の間には隔たりがあった。米国はミサイル発射後の11日に予定されていた閣僚級会談を延期するよう要求した。「南北対話を予定通りに開けば何事もなかったように対応すると映るおそれがある」(バーシュボウ大使)という理由だった。

しかし当時の潘基文(バン・ギムン)外交通商部長官(現国連事務総長)は「会談は北朝鮮に強い抗議メッセージを伝える機会になる」と主張した。結局、7月11日に釜山(プサン)で第19回南北閣僚級会談が予定通りに開かれたが、北側はミサイル問題を提起する韓国側を非難しながら会談の決裂を宣言した。



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