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日本リーダーシップの産室…33年間に議員53人を輩出した松下政経塾(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

松下政経塾第1期生の野田佳彦財務相が30日、日本首相に指名された。 写真は「日本の未来を担う指導者を養成する」という趣旨で1979年に松下政経塾を設立した故松下幸之助(1894-1989)の生前の姿。

野田佳彦首相。

松下政経塾は東京から電車で1時間ほど離れた神奈川茅ヶ崎市にある。 日本の新首相に選ばれた野田佳彦氏が1985年に第1期生としてここを卒業した。 30日、閑静な道路沿いにある正門を通って木に囲まれた松下政経塾を訪れた。 正門を通過すると、古代ギリシャ風のアーチが見える。 政経塾出身1号首相の誕生で日本列島が沸いているが、政経塾の周辺は閑散としていた。 政経塾の関係者は「多くの取材依頼が入っているが、すべて断っている。 これが政経塾の方針」と述べた。カメラフラッシュで勉学の雰囲気を妨げられたくないという趣旨だった。

政経塾は「経営の神様」「憂国の士」と呼ばれる松下グループ(現パナソニック)の設立者、故松下幸之助が85歳だった1979年に私財70億円を投じて設立した。 小学校4年の学歴がすべての松下幸之助は「日本の繁栄は根がない繁栄」「日本という船には新しい時空が必要」とし、「教育の木」を植えた。 政経塾はこれまで53人の衆参議員を輩出している。 2011年7月現在、政経塾出身の議員は38人(衆議院31人、参議院7人)。

政経塾は「政治家養成所」として出発したわけではない。日本経済が好調だった70年代後半、松下はすでに「日本の危機」を直感していた。 松下の目標は「日本の未来のために正しい国家理念を研究して実践する人材育成」だった。 これは33年が過ぎて発表された2012年の募集要項でも変わらない。 募集要項は「建塾の趣意を深く理解し、自らの手で理想の日本と世界を創り出す強い信念と高い志を有する人材」としている。 政経塾が求める資質は「指導者としての優れた感性と強い精神力を持ち、真摯に学ぼうとする謙虚な姿勢」であり、願書とともに提出すべき小論文のテーマは「2030年日本の夢」だ。

日本リーダーシップの産室…33年間に議員53人を輩出した松下政経塾(2)

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