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財政改善か円高改善か、野田氏のジレンマ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本の野田佳彦新首相。

野田佳彦氏が首相に確定した30日、日本の国債価格が上昇した。債券市場は野田氏の首相当選を歓迎したのだろうか。ロイター通信は「債券投資家の目に写った野田氏は“財政鷹派(Fiscal Hawk)”のため日本の国債価格が上がった」と報道した。現状況で野田氏が日本の財政問題を解決することは難しいが、少なくともこれ以上悪化させない人物なので債券投資家が好むということだ。

実際野田氏は28日に党代表戦に向けた討論会で、「東日本大震災復興費用と福祉支出のために増税する菅直人首相の政策を尊重する」と話した。2015年まで販売税率を10%まで上げるものだ。現在は5%だ。さらに借金をすることはないという意志を見せたわけだ。

販売税率引き上げは容易ではなさそうだ。野村証券の政治分析家の川崎研一氏は29日にブルームバーグとのインタビューで、「野田氏の増税は野党と日本国民の反対を呼ぶだろう。販売税率引き上げは議論を呼び起こすだけで実際なされないかもしれない」との見通しを示した。






財政改善か円高改善か、野田氏のジレンマ(2)

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