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<韓国集中豪雨>100年ぶりの水爆弾、ソウルの都市機能がまひ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

27日、ソウル京畿地域に降った集中豪雨により、オリンピック大路を往復していた車両100台余りが浸水した。

「100年ぶりの水爆弾」があふれた27日、ソウルの都市機能は事実上まひした。

主要幹線道路と地下鉄の駅などが浸水し、出勤時間帯から帰宅時間帯まで激しい交通渋滞が起きたほか、業務にまで影響が及んだ。

この日オリンピック大路と江辺(カンビョン)北路、東部幹線道路などでは全区間または一部区間で通行が規制された。これらの道路は渋滞で動けなくなった車両と渋滞を抜け出すため逆回りする一部車両、故障で立ち往生した車両があふれ混乱した。車両が放電しバッテリーを買ってくる市民もいた。これらの道路を利用した多くの市民は、「事前に交通規制の案内を受けた事実はない」として不満を吐露した。


午前中にこうした深刻な交通渋滞に遭った市民は、勤務を終えると急いで帰路に就いた。午後6時20分、乙支路(ウルチロ)3街駅は帰宅する会社員らで込み合った。駅員チャン・ギョンスさんは、「普段ならまだ混雑する時間ではないが、普段より30%ほど利用者が増えた」と話した。同時刻、光化門(クァンファムン)駅で会った会社員シム・サンホさんは、「会社から雨が激しくなる前に退社するよう言われ普段より早く出てきた」として急ぎ足で自宅に向かった。牛眠洞(ウミョンドン)KT研究所に勤めるチョ・スヒョンさんは午後4時に退社した。チョさんは、「山崩れが起きた牛眠山とバス停2つの距離なので、危険だと判断して仕事を終えた人から早く退社するよう指示があった」と話した。また、「雨がさらに降るという予報のためか、会社から翌日は在宅勤務をするよう社員に薦めた」と説明した。江南(カンナム)第一企画GTタワーに勤めるキム・ジウォンさんも退社後に江南で友人と会う約束をキャンセルし6時ごろに自宅へ向かった。キムさんは、「午前に盆唐(プンダン)の自宅から会社に来るのに5時間かかった。同じ苦しみを繰り返したくない」と話した。大学の授業にも影響が出た。ソウル大学では夏季休暇中に行われる季節学期の一部授業が休講し、正午から始まる予定だった心理学概論の試験は29日に延期された。

住宅浸水も相次いだ。西大門区北加佐2洞(ソデムング・プッカジャ2ドン)と冠岳区新林(クァンアクク・シンリム)5洞、江西区禾谷洞(カンソグ・ファゴクドン)交差点など低地の住宅街は水があふれ、地下の部屋の住民が水を汲み出すのに必死だった。この日ソウル地域では1100件以上の排水支援要請が寄せられた。

ソウル市は27日午後の帰宅ラッシュ時間帯に地下鉄2~9号線の列車28本を増便し、28日朝の通勤時間帯にも34本を追加することにした。



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