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日本の自尊心、小惑星探査船「はやぶさ」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
もし最初から「はやぶさ」という名前を付け、打ち上げに失敗でもすれば、日本宇宙技術の自尊心が大きく落ち、宇宙産業ブランドの信頼度も悪化する。 このため打ち上げ成功を確認した後、すぐに名前を「はやぶさ」に変えたとみられる。

小惑星イトカワの正式名称は「25143Itokawa」だ。 地球と火星の間にあるこの小惑星は長いジャガイモのような形で、大きさは約500メートル。 98年に米国の観測チームが初めて発見した。

天体に名前を付ける方法はさまざまだ。 すい星には発見者の名前を付ける。 小惑星に発見者が名前を付けることができるが、通常は自分の名前は使わない。 軌道が確定すれば固有番号とともに通常、人や場所の名前を付ける。


小惑星に名前が入ったロケット科学者は「ロケットの父」ツィオルコフスキー(ロシア)とソ連初の人工衛星「スプートニク」と「ボストーク」の開発を主導したコロリョフ、そしてイトカワの3人だけだ。

日本ロケット開発の先駆者・糸川英夫は1935年に東京帝国大学航空学科を卒業し、「中島飛行機」で戦闘機「隼」の開発にもかかわった。 53年に米国留学から戻り、日本初のロケット「ペンシル」を開発した。 55年に初めて発射実験をした「ペンシル」は直径1.8センチ、重量230グラムと、まさに鉛筆の大きさの小型ロケットだった。

しかし今回の件で人々が驚いたのは「はやぶさ」プロジェクトで見せた日本の先端科学技術だ。 特に「イオンエンジン」は驚異的だ。 イオンエンジンはプラズマ噴出で推進力を得る。 燃費が非常によく、化学エンジンの10倍を超える。 「はやぶさ」の場合、キセノンガス60キロで60億キロを航海しても20キロほど余った。 今後、深宇宙開発の寵児になるとみられる。

その次はカメラで撮影した画像とレーザー高度計で得た距離データに基づき探査船が自律的に接近・着陸する技術だ。 小惑星イトカワは地球から3億キロ離れている。 光速で17分の距離だ。 電波で指示を送れば17分かかる。 これでは状況の変化に適切に対応できない。 したがって「はやぶさ」は自律的に行動する機能を持つ。 そのほか「微小重力」下にある天体の表面の標本を採取する技術など、さまざまな新技術が採用された。

メディア報道によると、韓国の宇宙開発レベルは日本に50年、中国に40年ほど後れているという。 経済は厳しい状況だが、日本は宇宙開発に韓国の10倍以上の予算を毎年投入している。



日本の自尊心、小惑星探査船「はやぶさ」(1)

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