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【時論】“楽しむサッカー”の風土づくりを(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2009年6月、記者は世界最高のサッカークラブ、FCバルセロナ(スペイン)を訪問する機会を得た。 バルセロナはその年の5月、欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ決勝でマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を2-0で降して優勝した。

FCバルセロナの力はユース育成システムが基礎になっている。 スペインプロサッカーのライバル、レアル・マドリードが当代最高の選手を大金を投じて集める「ギャラクティコ(銀河系軍団)」であるのとは対照的だ。

バルセロナの7-10歳サッカースクール練習場を訪れた。 1時間行われる練習の最初から最後までボールを持って行われる。 手でボールをパスしながら戦術概念を習得したりもする。 子どもたちは練習中、終始明るい表情だった。 アンドレウコーチは「最も強調している点は‘サッカーを楽しむ’ということ。 楽しんでやれば技術はすぐに向上する」と話した。


サッカー教室で可能性が認められた子どもたちは11歳からエリートコースを歩むことになる。 年齢別に22人だけが生き残るため競争は激しい。 しかし彼らは「サッカーは楽しい遊び」という考えを忘れない。

バルセロナのユースシステムは徹底した統一性に基づいて動く。 グァルディオラ1軍監督は毎月1回、ユースチーム指導者を集めて会議を主宰し、週別・月別の練習プログラムを出す。 ここには選手のフォーメーションと動き、パスの方向まで詳細に記録されている。

バルセロナサッカースクールの校長は「他の球団は選手の体格や体力を重視するが、われわれは頭脳・技術・判断力の3つだけを見る。 そして技術以前にバルセロナの名誉を守れるよう人格教育に力を注ぐ」と述べた。



【時論】“楽しむサッカー”の風土づくりを(2)

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