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騒乱のリビア、外国人が次々と退避…大宇・現代建設は「工事現場を守る」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「苦労して受注した工事なのに撤収することはできない。今すぐ死ぬわけではないのなら現場を守る」。

リビア・ベンガジ近隣にある送電線建設現場の現代(ヒョンデ)建設関係者は21日夜(現地時間)、現代建設の本社とつながった電話で、「戦争が起きない限り工事現場を離れない」と伝えた。

リビアには74社の韓国建設会社が進出し、53件の工事を行っている。7カ所の現場を運営している大宇(デウ)建設は「内戦など最悪の状況にならない限り現場は捨てない」という方針を決めた。


大宇建設非常対策状況室のホン・ギピョ常務は「安全を最優先にしながらも、現場を守る方向で対策を立てている。状況が良くないからといって簡単に出て行けば、発注者との信頼関係が崩れるしかない」と述べた。

4カ所に約150人の韓国人職員を派遣した現代建設も部分的に工事をしている。専門家らは、韓国企業が最近、多くの海外工事を受注するのは、危険の中でも工事現場を守る伝統が基礎になっているためとみている。

現代建設は湾岸戦争(1991年)当時、イラクに進出した建設会社のうち最後に撤収した。SK建設は03年、米国がクウェートを侵攻したイラク軍隊を爆撃する時も現場を守った。その後、SK建設は03年以降、クウェートで大型プラント工事を次々と受注した。86年にリビアのトリポリとベンガジに進出していた大宇建設は、米国のリビア爆撃の中でも工事を継続し、発注者の信頼を得た。

一方、リビア事態が悪化する中、米国・ドイツ・トルコなど各国政府・企業は航空機・船を動員し、自国民の退避を急いでいる。



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