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北朝鮮、魚雷武装半潜水艇を実戦配備

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が魚雷を装着した新型半潜水艇を実戦配備し、秘密裏に運用中であることが、情報当局によって確認された。

北朝鮮情報消息筋は6日、「北朝鮮の南浦(ナムポ)地域海軍基地で最近、特異な形態の半潜水艇が確認され、精密分析した結果、船体外部に発射管形態の構造物があることが分かった」とし「さらなる分析で魚雷発射管という判断を下した」と明らかにした。魚雷発射管が装着された改良型半潜水艇が確認されたのは今回が初めて。

軍当局は対南侵入、工作員護送などに主に利用されてきた半潜水艇が延坪島(ヨンピョンド)攻撃後の追加挑発の際、韓国海軍の水上艦艇に対する魚雷攻撃に活用される可能性に注目し、対策を準備中だと伝えられた。


中央日報が入手した北朝鮮西海艦隊司令部と隣接した南浦海上侵入基地の衛星写真には、北朝鮮の新型半潜水艇「テドン-B級」が見える。長さ17メートル、幅4メートル、高さ2.2メートルの半潜水艇の甲板部右側には、長さ4メートルほどの円筒型構造物が装着されている。

消息筋は「この構造物は北朝鮮軍が自主開発した軽魚雷発射管」と伝えた。一部では、半潜水艇の特性上、魚雷装着は難しいという主張が提起され、天安(チョンアン)艦沈没当時に論議があった。しかし北朝鮮が船体を拡大して推進力と運航能力を高めた新型半潜水艇に魚雷を装着できるよう改良したと、軍は推定している。1998年12月に麗水(ヨス)沖に侵入して沈没した北朝鮮半潜水艇は全長12.5メートル、幅2.9メートルで、魚雷は装着されていなかった。

新型半潜水艇の前には32メートル級と35メートル級の工作母船がそれぞれ2隻ずつ並んで停泊していることが把握された。南浦基地を撮影した別の写真にはベガ(VEGA)-1工作支援船とオーストラリアで使用された海洋調査船モレスビー号も停泊している。これらは半潜水艇を載せて侵入地域へ向かい、海に降ろす役割をする。

軍関係者は「工作支援船と工作母船は‘海金剛(ヘグムガン)’ ‘叢石亭(チョンソクジョン)’などの偽装名称をつけ、中国の港で油類の補給を受けた後、西海(ソヘ、黄海)にう回侵入する手法を使うとみている」と述べた。

軍関係者は「7月に行った東海(トンヘ、日本名・日本海)での韓米連合海上訓練(不屈の意志)などで、北朝鮮半潜水艇による侵入・挑発に備えた訓練が強化されたのも魚雷攻撃に備えたものだ」と述べた。

北朝鮮の改良型半潜水艇が魚雷を発射できるように改良されたことが確認されただけに、北朝鮮の130トン級のヨンオ(サケ)級潜水艇が1.7トンの重魚雷で天安艦を撃沈したという政府発表に疑問を表した一部の主張も説得力を失うことになった、と指摘されている。



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