世界３４カ国・およそ７００店のうち売上高上位１０位内に韓国の売り場が６カ所も含まれている。ロッテ百貨店小公（ソゴン）店の売り場は、１５９年の歴史を誇るニューヨーク本店を抜いて世界売上１位になった。キールズ小公店は昨年末から３カ月間、ロッテ百貨店の順位でも国産ブランドを抜いて月間売上高１位を記録している。１年前までは１７位だった。ビタリー社長は「キールズコリアの成功は化粧品の歴史上、類例がないほど」と述べた。

国内では約２００種類の製品のうち「ウルトラフェイシャルクリーム」（５０ミリリットル）を含む１－２種類の女性用製品が全体売上高の３０％を占める。ビタリー社長はこれを「強みであり弱点でもある」と話す。１９６０年代から男性・児童用の製品を生産しているが、唯一韓国国内では「女性用製品だけが生産されている」と広く認識されているからだ。ビタリー社長は「韓国内の売り場をもっと男性親和的に改編する」と話した。売り場にバイクを置くなど男性のためのインテリアも補強することにした。


他国には韓国での成功ノウハウを伝える計画だ。国内で活性化した「使用後購買（Ｔｒｙ　ｉｔ　ｂｅｆｏｒｅ　Ｂｕｙ）政策」と徹底した顧客管理が主要ノウハウだ。キールズコリア側は世界１３０カ国のロレアル支社に成功戦略を集めた冊子を配布することにした。

ビタリー社長は２泊３日の短い日程にもかかわらず、ロッテ本店をはじめ、新世界釜山（プサン）センタムシティ店など全国４カ所の主要デパート売り場を回った。ビタリー社長は「化粧品市場のメッカである韓国を熟知してこそ世界の化粧品販売競争でも勝てるだろう」と述べた。



キールズ化粧品「韓国のロッテ百貨店本店が世界売上高１位」（１）

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