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◆「抱き合わせ」=自動車企業は‘抱き合わせ’販売に積極的だ。 クライスラーの一部の売り場では08年型ダッジトラックを購入すれば、同じモデルやPTクルーザーがもらえる‘1+1’イベントを始めた。 フォードの一部の売り場では、フォードF150モデルを買えばスクーターがついてくる。
衣類会社の‘抱き合わせ販売’は日常的な手法だ。 一部のアウトレットでサムソナイトのブーツの場合、1足の価格で3足が買える。 処方せんを持ってきた顧客に風邪薬を無料で与える薬局チェーン、ソニーの代表商品プレーステーションを90%割引で販売する店もある。 米デューク大行動経済学科のエリアリー教授は「消費をためらう顧客に‘無料’という単語は精神的魔術のような力がある。実際にお金が出ていくよりも入ってくるという考えで消費者は誘惑を受けることになる」と分析した。
◆「国内業者も同じ」=国内でも以前には見られなかったマーケティング技法が登場している。 オンラインショッピングモール「インターパーク」(www.interpark.com)は6日、‘無料返品サービス’を始めた。 顧客の心変わりによる返品や交換でも宅配費を無料にしたのだ。 本来、商品の不良・破損など販売者に責任がある場合に限り返品宅配費を無料にしていた。 インターパークのナム・チャンイム・チーム長は「インターネットショッピングでの購入障害要因の一つが配送費だが、この負担をなくすことで不況期に客を引き込もうという趣旨」と説明した。
GSホームショッピングは昨年12月7日の一日間、すべての購入顧客にラーメン1箱を無料で贈呈した。 GSホームショッピング広報チームのシン・ヒョンボム部長は「運の良い数人に贈るより、不況の時期にすべての顧客に必要な謝恩品を贈るべきだという考えでラーメンを選択した」と説明した。 同社はこの日、普段の2倍以上となる100億ウォン(約7億円)台の注文を記録した。
「1年以内に失職すれば車の返品もOK」(1)
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