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日本人観光客続々…不況でも百貨店の売上伸びる

昨年は不況の中でも主要百貨店が2007年よりも多くの売上を記録したことがわかった。ロッテ・現代(ヒョンデ)・新世界(シンセゲ)の大手3社の昨年の売上は、前年比でそれぞれ7.5%、4.3%、13.0%増加した。これは2007年の売上成長率と同水準か高い水準。

ロッテ百貨店は昨年8兆3850億ウォン(約6000億円)の売上となり、2007年の7兆8000億ウォンから7.5%増加した。現代百貨店は4兆3800億ウォンで前年の4兆2000億ウォンと似た水準だった。新世界百貨店は2兆9000億ウォンから13%増の3兆2000億ウォンを記録した。

品目別では、海外ブランド品・化粧品・国内雑貨・食品が売上の伸びを先導した。海外ブランドはすべての百貨店で高い伸びを記録した。ブランド衣類・雑貨・時計の売上はロッテで40%、現代で22%、新世界で28%増加した。化粧品もロッテが24%、現代が17%、新世界が33%と軒並み2けたの増加となった。


不景気でも百貨店の売上が落ち込まないのはウォン安のため。ドルが高くなったことで富裕層を中心に海外でのショッピングに代わり国内の百貨店で購入する「ショッピングUターン現象」が起きたためだ。円高により日本人観光客が国内の百貨店に遠征ショッピングに出ていることも売上に寄与した。靴・ハンドバッグ・スカーフ・アクセサリーなど、国内雑貨の売上増加率はロッテが16%、現代が6%、新世界が15%など比較的高い。一方、景気をすぐに反映する紳士服・婦人服は3社とも5%程度の減少かほぼ同じだった。価格の高い衣類の代わりに価格の安い小物の購入で満足する「スモールラグジュアリー」のトレンドが反映されたものと分析される。



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