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喫煙率が9年ぶりに上昇…不況のストレスで増加か



9年間にわたり続いていた成人男性の喫煙率下落が後退している。2000年以降たばこをやめた人が増え続けていたが、最近の過去最悪の不景気のせいか、こうした流れにブレーキがかかっている。

保健福祉部が先月11日から10日間にわたり成人男女3006人を調査した結果によるもので、成人男性の40.9%が喫煙している。6カ月前の40.4%から0.5ポイント増えている。増加幅は少ないが、2000年以来急激に下がっていたグラフの方向が変わった点で注目を引く。


成人男子の喫煙率は1992年には75.1%に達するほど高かった。4人に3人が喫煙する世界最高水準だった。禁煙ブームにより99年には64.9%まで下がったが2000年には67.6%に上昇した。その後は下がり続けており、2006年には40%台まで下がったが、今回は状況が変わった。成人女子の喫煙率もやや上昇した。昨年12月の喫煙率は4.1%で6カ月前より0.4ポイント上がった。

国立がんセンターの徐洪官(ソ・ホングァン)教授は、「経済危機にともなうストレスなどでたばこを吸う人が増える可能性が高く、強力な禁煙政策を展開すべき」と指摘する。徐教授は、「政府の既存の禁煙政策が限界に達した。いまのような傾向から見ると喫煙率が下がるどころか、むしろまた上昇の流れに反転する可能性が大きい」と話す。禁煙運動協議会の孟光鎬(メン・グァンホ)副会長は、「まだたばこを吸っている人は禁煙をしてもやめられない中毒者で、強力な政策が出なければ先進国水準に喫煙率を下げるのは不可能だ」と話している。



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