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中国吉林省で観光バスが墜落、韓国人1人死亡・5人重傷



中国吉林省で観光バスが川に墜落し、韓国人観光客1人、中国人の観光ガイド1人が死亡し、24人が負傷した。

中国・吉林省の国道で25日午前9時ごろ、韓国人観光客34人と中国人観光ガイドと運転手ら36人を乗せた観光バス「遼A27646」号(通化市に所属)が道路沿いの川に墜落した。


事故に遭ったバスは通化市から集安市へ向かう途中だった。事故は集安市から20キロメートル離れた国道で発生した。同事故で同僚らとともに研修旅行中だったイム・ゴノさん(33)と中国人ガイド1人が死亡し、韓国人観光客23人と中国人運転手がけがをした。けがをした23人のうち5人は重傷だ。残りの韓国人10人にけがはなく、無事なものと確認されている。負傷者らは集安市の病院に運ばれ、治療中だ。

病院側によると、重傷者5人も生命には別状はなく、追加で死者が出る可能性はないとみられている。病院側は、長距離の移動が難しい重傷者の場合、ひとまず病院で過ごし、退院措置を取る方針であり、軽傷者は簡単な治療を済ませれば帰国できると説明している。

中国治安当局は現場に関係職員を派遣し、目撃者の供述を確保するなど事故の原因を調べている。事故現場の収拾に当たっている集安市救助隊の指揮官はこの日、中国国営新華社通信の電話取材に対し「バスがひどく損傷している。バスの屋根はなくなり、窓は全部割れた」と話した。

通化から集安へ向かう道路は険しい山道である上、激しい上り坂と下り坂が続く地域だ。地元警察は「事故バスを調べたところ、タイヤがパンク、バスがバランスを崩した後、道路沿いのガードレールに衝突して横転したようだ」と伝えた。

瀋陽の韓国総領事館のパク・ジヌン副総領事は「現在、警察領事1人を現地に急きょ派遣した」とし「負傷者の中に危篤に陥っている患者はなく、応急手当てが終わり次第、負傷者全員を1日も早く韓国に帰国させる計画だ」と明らかにした。

バスは、団体で研修中だった東部(トンブ)製鋼の社員を乗せて、高句麗(コグリョ、B.C.37~A.D.668)遺跡見学のため集安へ向かう途中で事故に遭ったという。社員らは白頭山(ぺクトゥサン)、北京を観光した後、29日に帰国する予定だった。



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