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竜門山ヘリコプター墜落…雲霧で山が見えなかった可能性②

軍当局が暫定発表した事故の経緯はこうだ。 事故のヘリコプターは19日午後11時55分、江原道洪川郡(カンウォンド・ホンチョングン)204航空大隊を離陸、洪川郡チョルジョン病院で患者と軍医官を乗せて城南(ソンナム)の国軍首都病院に運んだ。

その後、また軍医官と看護将校・衛生兵をチョルジョン病院へ送り、戻る途中だった。 しかし20日午前0時55分に国軍首都病院を離陸したヘリコプターは、竜門山を通過する途中、墜落した。

出発した時は天気がよく、夜間飛行としては良い条件だったと、軍関係者は伝えた。 さらにシン・キヨン准尉は万一の事態に備えて、真っ暗な夜でも周囲が見えるナイト・ビジョン・ゴーグル(NVG)を着用していた。


しかし軍当局は地形的な理由から、竜門山付近には所々に霧がかかるなど気象が悪化していたと推定している。

このためヘリコプター専門家は、事故ヘリコプターがなぜ竜門山方向に接近したのかという疑問を提起している。

ソウルから洪川へ行くヘリコプターの経路は、距離が短い竜門山の方ではなく、6番国道と44番国道に沿って安全に飛行することになっているからだ。 国道に沿って行けば街の明かりを目安に移動しやすい。 しかし標高1157メートルの竜門山に接近すれば、600メートル高度で飛行するヘリコプターにとって非常に危険だ。 ヘリコプターは竜門山8部稜線の950メートルのところで墜落した。 普段より高い高度で飛行していたが、雲霧に隠れた稜線が見えなかったと推定される。

陸軍はこの日、すべてのUH-1Hの飛行を中断、陸本監察室長を団長とする調査団を設置し、事故の経緯を調査している。 金章洙(キム・ジャンス)国防部長官は事故の原因を徹底的に調査するよう指示した。

▶ 竜門山ヘリコプター墜落…雲霧で山が見えなかった可能性①



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