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国家記録物、記録院と盧側返還交渉決裂

盧側、パトカー1台つけて一般車で直接返却

大統領の記録物が盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領と国家記録院間の返還協議が決裂された後、夜間に適切な護送もなしに京畿道城南まで、一般車で移動されるという史上初の事態が発生した。

国家記録院は18日、慶南金海市進永邑烽下村の盧前大統領私邸で「e支援(青瓦台オンライン業務管理)」システムに組み込まれている記録物回収協議を行った。しかし回収方法と手続きをめぐり両側が異見を見せたことから交渉が決裂、盧前大統領側はこの日の夜、記録物直接返還に出た。


盧前大統領側秘書陣7人はハードディスク原本14個とバックアップファイル14個を乗用車2台と乗合車1台に分けて積み、この日午後8時25分ごろ、城南の国家記録院傘下大統領記録館に向かった。約400キロに達する夜間運送パトカー1台がエスコートしただけだった。

国家記録院関係者は「交通事故でも起これば記録物が毀損されることもある危険な輸送だ」とし「記録物を受けつけなければ紛失などさらなる危険があることから、一応受けとる方針だ」と述べた。関連法令によると大統領記録物は国家記録館の長が指定する人だけが運ぶことができることになっている。

これに先立ちチョン・ジンチョル国家記録院長と電算専門家ら6人は、この日午後2時15分から3時間15分ほど、盧前大統領側と協議をした。記録院は通常的な電子記録物移管手続きに基づいてコンピューターハードディスク原本を直接コピーした後、原本と複写本を回収しなければならないと要求した。一方、盧前大統領側は原本とバックアップファイルだけ持って行けという立場を譲らず合意に至ることができなかった。



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