尹錫悦大統領が20日、ソウル鍾路区(チョンノグ)の憲法裁判所で開かれた弾劾審判第10回弁論に出席している。キム・ギョンロク記者
文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁所長権限代行は同日、ソウル鍾路区(チョンノグ)の憲法裁で開かれた尹大統領弾劾審判第10回弁論期日で、「次の期日は25日午後2時」とし、「その日は証拠採択されたが、証拠調査しなかった証拠に対する調査を含め、双方の代理人総合弁論、当事者の最終意見を聞く手続きを進める」と知らせた。
尹大統領は20日、国家情報院の洪壮源(ホン・ジャンウォン)前第1次長が作成した「政治家逮捕名簿」に関連し、「大統領の逮捕指示に結びつけ、内乱と弾劾の工作をしたというのが問題だ」と主張した。尹大統領は同日午後、洪前次長の証人尋問の直後、「スパイを多く逮捕するために情報を警察だけに与えず、防諜司令部にも与えて支援するように求めた話を目的語のない逮捕指示と理解した」と述べた。尹大統領は激高した口調で、「自分が12月5日に辞表を出し、6日に解任されたので、大統領の逮捕指示にしたのがメモの核心だ」と強調した。
呂寅兄(ヨ・インヒョン)前防諜司令官が洪前次長に政治家逮捕名簿を渡したことについては、「呂前司令官は特に作戦通であり、捜査に対する概念体系がなかった。そのため(政治家に対する)位置の確認、動向把握のために警察に連絡した」とし、自分の指示はなかったと釈明した。
洪前次長は同日、逮捕名簿の原本を提示し、「(呂前司令官が)言う通りに書き取った」という立場を再確認した。作成場所については「(最初の供述当時)官邸前の公館の空き地だと思っていたが、改めて考えると、呂前司令官が初めて逮捕名簿を読んでくれるといったのは空き地で、夜10時58分のようで、書き取ったのは(夜11時6分)事務室だったと思う」と話した。
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