新型コロナ拠点専門病院の現代病院(京畿道南揚州市)は25床の集中治療室を含め、81床の新型コロナ病床を運営する。今月7日から81床がほぼ埋まっている。救急室に来る感染者のため病室1、2室を空けておいた。
この病院のチャン・ミギョン部長は「中央事故収拾本部がこの空室を見て患者を受け入れてほしいと10日連続で連絡してくるが、受け入れる方法はない」と吐露した。キム・ブソプ院長は「医師6、7人が私生活をあきらめてコロナに対応しているが、きつくてやめていく人が出ている。上級病院の医師が支援することを望む」と話した。
感染者増加による病床不足が日々深刻になっている。中央災難安全対策本部によると、家で入院と生活治療センター入所を一日以上待つ感染者が423人にのぼる。入院待機者が367人、生活治療センター待機者が56人だ。今月1-3日には一人もいなかったが、この半月の間に急増した。首都圏は重症患者病床の78.2%(ソウルは80.9%)が埋まった。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの日、「政府は防疫と医療対応体系を確実に稼働し、状況を安定化するのに総力を挙げてほしい」と注文したと、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。文大統領は「病床の確保に支障がないよう格別な努力をしてほしい」と述べた。
今月に入って60代以上の突破(ブレイクスルー)感染者が急増し、病床不足が短期間に表れている。17日の一日の新規入院患者は566人と、ウィズコロナ(段階的日常回復)施行以降で最も多い。政府の安易な対応も影響を与えた。冬の第3波当時、ソウル瑞草区院趾洞(ウォンジドン)にモジュール病床(重症患者用野外病床)48床を設置してソウル大病院が運営することにしたが、白紙になった。ソウル市と瑞草区(ソチョグ)の葛藤のためだ。ソウル大病院のキム・ヨンス院長は「高速道路とのアクセス、多数の大型病院が隣接している点などを考慮すると最適地だったが残念だ。これが実現していれば追加でさらに増やすこともできた」と話した。
政府が上級総合病院に来月3日までに準重症患者病床1.5%(全体病床比)を確保するよう命じたが、病院は困惑している。大韓病院協会のソン・ジェチャン常勤副会長は「病床を増やすには呼吸器内科・感染内科医師と重症患者担当看護師が必要であり、非コロナ患者を送りだすことになるが、容易なことではない。医療従事者がすでにバーンアウトした点も問題だ」と話した。
精神科病院・療養型病院の状況はさらに深刻だ。京畿道九里(クリ)の精神科病院は今月初め、患者1人が感染した後、コホート隔離された。その後、院内集団感染が発生し、患者37人が感染した。昨年初めの慶尚北道清道郡(チョンドグン)デナム病院と似た事態が発生したのだ。同病院の院長は「未感染患者は出るように強く求めたが、ほとんど聞いてもらえなかった。保護者がいない患者や、いても連れていく人がいない患者が院内で感染した。ここでみんな死ねと放置している」と怒りを表した。冬の第3波で精神科病院・療養型病院のコホート隔離はむしろ危険だという事実を確認したが、今回も繰り返された。コホート隔離するには保健所や福祉部職員が初期から病院に常駐して相互感染が発生しないよう整理すべきだが、そうしなかった。
重症患者の病床をどう確保するのか。忠清(チュンチョン)圏への移送が代案だ。この地域の病院のコロナ入院患者の10%前後が首都圏の感染者だ。忠清(チュンチョン)地域保健当局の関係者は「我々はコロナリスクが低く、病床に余裕がある方」と話した。ただ、移送は容易でない。キム・ブソプ現代病院長は「多量の酸素を注入して人工呼吸器を付着した患者を移送するには相当な危険が伴う。運送手段の確保も容易でない」と話した。
大韓重患者医学会は18日、声明書で「他の地域に重症患者を安全に移送するシステムを速やかに構築し、政府が非コロナ患者の診療の空白を国民に知らせて了解を求める必要がある」とし「集中治療室の入院優先順位を定め、入院・退院指針を出すことが急がれる」と主張した。
ソウル大病院のキム・ヨンス院長は「ソウル首都圏の力量を備えた500病床前後の総合病院集中治療室を活用する必要がある。上級総合病院別に2、3カ所の総合病院と協力して患者を分散し、この病院に対して政府が十分に補償しなければいけない」と話した。高麗大医療院のキム・ヨンフン院長は「今からでも院趾洞のようなところに重症患者独立病棟を設置し、上級総合病院から人材の派遣を受けるべき」と話した。全柄律(チョン・ビョンユル)車医科大教授(予防医学)は「民間病院をまるごと空けて専門病院として活用し、軍医官・公衆保険医師らを訓練して活用するのがよい」と提案した。
政府は19日午前、金富謙(キム・ブギョム)首相の主宰で首都圏22カ所の上級総合病の院長と緊急会議を開き、対策を議論する。
この病院のチャン・ミギョン部長は「中央事故収拾本部がこの空室を見て患者を受け入れてほしいと10日連続で連絡してくるが、受け入れる方法はない」と吐露した。キム・ブソプ院長は「医師6、7人が私生活をあきらめてコロナに対応しているが、きつくてやめていく人が出ている。上級病院の医師が支援することを望む」と話した。
感染者増加による病床不足が日々深刻になっている。中央災難安全対策本部によると、家で入院と生活治療センター入所を一日以上待つ感染者が423人にのぼる。入院待機者が367人、生活治療センター待機者が56人だ。今月1-3日には一人もいなかったが、この半月の間に急増した。首都圏は重症患者病床の78.2%(ソウルは80.9%)が埋まった。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの日、「政府は防疫と医療対応体系を確実に稼働し、状況を安定化するのに総力を挙げてほしい」と注文したと、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の朴ギョン美(パク・ギョンミ)報道官が伝えた。文大統領は「病床の確保に支障がないよう格別な努力をしてほしい」と述べた。
今月に入って60代以上の突破(ブレイクスルー)感染者が急増し、病床不足が短期間に表れている。17日の一日の新規入院患者は566人と、ウィズコロナ(段階的日常回復)施行以降で最も多い。政府の安易な対応も影響を与えた。冬の第3波当時、ソウル瑞草区院趾洞(ウォンジドン)にモジュール病床(重症患者用野外病床)48床を設置してソウル大病院が運営することにしたが、白紙になった。ソウル市と瑞草区(ソチョグ)の葛藤のためだ。ソウル大病院のキム・ヨンス院長は「高速道路とのアクセス、多数の大型病院が隣接している点などを考慮すると最適地だったが残念だ。これが実現していれば追加でさらに増やすこともできた」と話した。
政府が上級総合病院に来月3日までに準重症患者病床1.5%(全体病床比)を確保するよう命じたが、病院は困惑している。大韓病院協会のソン・ジェチャン常勤副会長は「病床を増やすには呼吸器内科・感染内科医師と重症患者担当看護師が必要であり、非コロナ患者を送りだすことになるが、容易なことではない。医療従事者がすでにバーンアウトした点も問題だ」と話した。
精神科病院・療養型病院の状況はさらに深刻だ。京畿道九里(クリ)の精神科病院は今月初め、患者1人が感染した後、コホート隔離された。その後、院内集団感染が発生し、患者37人が感染した。昨年初めの慶尚北道清道郡(チョンドグン)デナム病院と似た事態が発生したのだ。同病院の院長は「未感染患者は出るように強く求めたが、ほとんど聞いてもらえなかった。保護者がいない患者や、いても連れていく人がいない患者が院内で感染した。ここでみんな死ねと放置している」と怒りを表した。冬の第3波で精神科病院・療養型病院のコホート隔離はむしろ危険だという事実を確認したが、今回も繰り返された。コホート隔離するには保健所や福祉部職員が初期から病院に常駐して相互感染が発生しないよう整理すべきだが、そうしなかった。
重症患者の病床をどう確保するのか。忠清(チュンチョン)圏への移送が代案だ。この地域の病院のコロナ入院患者の10%前後が首都圏の感染者だ。忠清(チュンチョン)地域保健当局の関係者は「我々はコロナリスクが低く、病床に余裕がある方」と話した。ただ、移送は容易でない。キム・ブソプ現代病院長は「多量の酸素を注入して人工呼吸器を付着した患者を移送するには相当な危険が伴う。運送手段の確保も容易でない」と話した。
大韓重患者医学会は18日、声明書で「他の地域に重症患者を安全に移送するシステムを速やかに構築し、政府が非コロナ患者の診療の空白を国民に知らせて了解を求める必要がある」とし「集中治療室の入院優先順位を定め、入院・退院指針を出すことが急がれる」と主張した。
ソウル大病院のキム・ヨンス院長は「ソウル首都圏の力量を備えた500病床前後の総合病院集中治療室を活用する必要がある。上級総合病院別に2、3カ所の総合病院と協力して患者を分散し、この病院に対して政府が十分に補償しなければいけない」と話した。高麗大医療院のキム・ヨンフン院長は「今からでも院趾洞のようなところに重症患者独立病棟を設置し、上級総合病院から人材の派遣を受けるべき」と話した。全柄律(チョン・ビョンユル)車医科大教授(予防医学)は「民間病院をまるごと空けて専門病院として活用し、軍医官・公衆保険医師らを訓練して活用するのがよい」と提案した。
政府は19日午前、金富謙(キム・ブギョム)首相の主宰で首都圏22カ所の上級総合病の院長と緊急会議を開き、対策を議論する。
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