「全国民が家だけに留まる『ロックダウン(移動制限)』措置を取らなければ感染者が3000人まで増える可能性があります」〔金宇柱(キム・ウジュ)高麗(コリョ)大学感染内科教授〕。
韓国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染者数が今月12日に初めて1000人を突破した中で、最悪の危機に備えなければならないという専門家の懸念が相次いでいる。検査結果を待っている9万人余りの診断結果が出れば、短期的に感染者が一日1500人まで増える可能性が高いという観測だ。金宇柱教授は13日、「政府が現在2.5段階の社会的距離の確保(ソーシャル・ディスタンシング)措置を3段階に引き上げても大きな効果はみられないだろう」としながら、もっと強力な対策を出さなければならないと助言した。
◆同時多発の小規模伝播が第3波を触発
新型コロナ新規感染者数が2日連続で歴代最多記録を更新した。11日(950人)と12日(1030人)の感染者数は新天地教会発の第1波のピークだった2月28日(909人)よりも多い。週間単位の感染者数も急増する傾向にある。先週(12月6~12日)一日平均国内発生患者は662人で、前週(11月29日~12月5日)の487.7人に比べて174.3人増加した。60歳以上の高齢患者も同じ期間116.3人から219人に大きく膨らんだ。高危険患者がそれだけ増えたということだ。
現推移から判断すると、1000人以上の感染者数は当面続く展望だ。専門家は2月の大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)中心の第1波と8月首都圏中心の第2波のときとは状況が違うと指摘する。1、2カ所で起きた集団感染(クラスター)ではなく、日常生活での同時多発的感染が増加しているからだ。前日ソウルで発生した新規感染者399人のうち公式に集団感染に分類された事例は97人にすぎなかった。4分の1にも及ばない。残りは飲食店や市場、学校などで家族・職場同僚・知人間の小規模伝播が起きた事例だ。
感染経路が分からない患者も急増している。感染経路の分からない感染者比率は先週22.8%で、前週(17%)より高まった。感染者4人に1人の割合だ。
この日、防疫当局が発表した主な感染事例でも▼ソウル鍾路区(チョンノグ)の飲食店(239人)▼江原江陵(カンウォン・カンヌン)の銭湯(8人)▼春川(チュンチョン)の数学塾(8人)▼ソウル江西区(カンソグ)宗教施設(140人)--などさまざまな場所で伝播が起きた。特に飲食店やカフェ、銭湯のようにマスクを取る場所が脆弱だったという分析だ。大邱新天地教会やソウル梨泰院(イテウォン)クラブ、都心集会などの第1・2波当時の感染場所が一つに特定されたときとは、電波状況が違うということだ。
脆弱階層の集団感染も相変わらずだ。療養院や病院など免疫力が弱い人々が集まった場所の被害が大きい。最も最近発生した25人以上の集団感染事例を分析してみると、全体23件中8件が療養院は〔慶尚南道(キョンサンナムド)、金海(キムヘ)の高齢者ウイークリー保護センター事例含む〕で発生した。患者数で見ると、2040人の集団感染者のうち療養院感染者は468人だった。全体集団感染事例の22.9%を占めた。高麗大学予防科学科のチョン・ビョンチョル教授は「療養院は免疫力が落ちた年配の方や患者達が収容されているところに、室内生活が多く接触頻度も高くて脆弱にならざるをえない環境」と話した。
◆「冬季の室内生活が増えて危険も大きく」
季節的な要因も大きい。室内の集まりが多い冬季の特性上、伝播の可能性が高まる。金教授は「第2波当時、社会的距離の確保2.5段階が成果を上げたが、この方式が冬にも効果があるかは未知数」とし「『人と会うこと』を防がなければならない」とした。
短期的にも感染者数は継続して増える展望だ。まず陽性率が非常に高い。検査件数に対する陽性患者を計算した陽性率は4.16%を記録した。2万4731人が検査して1030人が確診判定を受けたのだ。
前日の陽性率2.46%を大きく上回った。現在、検査結果待ちは9万129人だ。陽性率が4.16%を維持するなら、追加で3749人の患者が出てくることになる。
韓国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染者数が今月12日に初めて1000人を突破した中で、最悪の危機に備えなければならないという専門家の懸念が相次いでいる。検査結果を待っている9万人余りの診断結果が出れば、短期的に感染者が一日1500人まで増える可能性が高いという観測だ。金宇柱教授は13日、「政府が現在2.5段階の社会的距離の確保(ソーシャル・ディスタンシング)措置を3段階に引き上げても大きな効果はみられないだろう」としながら、もっと強力な対策を出さなければならないと助言した。
◆同時多発の小規模伝播が第3波を触発
新型コロナ新規感染者数が2日連続で歴代最多記録を更新した。11日(950人)と12日(1030人)の感染者数は新天地教会発の第1波のピークだった2月28日(909人)よりも多い。週間単位の感染者数も急増する傾向にある。先週(12月6~12日)一日平均国内発生患者は662人で、前週(11月29日~12月5日)の487.7人に比べて174.3人増加した。60歳以上の高齢患者も同じ期間116.3人から219人に大きく膨らんだ。高危険患者がそれだけ増えたということだ。
現推移から判断すると、1000人以上の感染者数は当面続く展望だ。専門家は2月の大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)中心の第1波と8月首都圏中心の第2波のときとは状況が違うと指摘する。1、2カ所で起きた集団感染(クラスター)ではなく、日常生活での同時多発的感染が増加しているからだ。前日ソウルで発生した新規感染者399人のうち公式に集団感染に分類された事例は97人にすぎなかった。4分の1にも及ばない。残りは飲食店や市場、学校などで家族・職場同僚・知人間の小規模伝播が起きた事例だ。
感染経路が分からない患者も急増している。感染経路の分からない感染者比率は先週22.8%で、前週(17%)より高まった。感染者4人に1人の割合だ。
この日、防疫当局が発表した主な感染事例でも▼ソウル鍾路区(チョンノグ)の飲食店(239人)▼江原江陵(カンウォン・カンヌン)の銭湯(8人)▼春川(チュンチョン)の数学塾(8人)▼ソウル江西区(カンソグ)宗教施設(140人)--などさまざまな場所で伝播が起きた。特に飲食店やカフェ、銭湯のようにマスクを取る場所が脆弱だったという分析だ。大邱新天地教会やソウル梨泰院(イテウォン)クラブ、都心集会などの第1・2波当時の感染場所が一つに特定されたときとは、電波状況が違うということだ。
脆弱階層の集団感染も相変わらずだ。療養院や病院など免疫力が弱い人々が集まった場所の被害が大きい。最も最近発生した25人以上の集団感染事例を分析してみると、全体23件中8件が療養院は〔慶尚南道(キョンサンナムド)、金海(キムヘ)の高齢者ウイークリー保護センター事例含む〕で発生した。患者数で見ると、2040人の集団感染者のうち療養院感染者は468人だった。全体集団感染事例の22.9%を占めた。高麗大学予防科学科のチョン・ビョンチョル教授は「療養院は免疫力が落ちた年配の方や患者達が収容されているところに、室内生活が多く接触頻度も高くて脆弱にならざるをえない環境」と話した。
◆「冬季の室内生活が増えて危険も大きく」
季節的な要因も大きい。室内の集まりが多い冬季の特性上、伝播の可能性が高まる。金教授は「第2波当時、社会的距離の確保2.5段階が成果を上げたが、この方式が冬にも効果があるかは未知数」とし「『人と会うこと』を防がなければならない」とした。
短期的にも感染者数は継続して増える展望だ。まず陽性率が非常に高い。検査件数に対する陽性患者を計算した陽性率は4.16%を記録した。2万4731人が検査して1030人が確診判定を受けたのだ。
前日の陽性率2.46%を大きく上回った。現在、検査結果待ちは9万129人だ。陽性率が4.16%を維持するなら、追加で3749人の患者が出てくることになる。
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