ビル・ゲイツの夫人、メリンダ・ゲイツ氏（ビル＆メリンダ・ゲイツ財団理事長）が新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）対応の優秀国家として韓国とドイツを挙げた。

メリンダ理事長は１２日（現地時間）、米国経済放送ＣＮＢＣとのインタビューで「新型肺炎の対応能力にＡを与えられる国があるか」という質問を受けて「もちろんだ。ドイツと韓国だ」と答えた。メリンダ氏は、これに先立ってトランプ行政府の新型肺炎の対応能力の成績を「Ｄ」と評価したことがある。

メリンダ氏はこの日、米国の新型肺炎検査件数に関して「米国の場合、数百万件以上は検査しなければならない」と主張した。


これについて、トランプ大統領は前日記者会見では「今週、検査件数が１０００万件になるだろう」としながら米国が新型肺炎との戦いで「勝利した（ｗｅ　ｈａｖｅ　ｐｒｅｖａｉｌｅｄ）」と主張した。トランプ大統領は「韓国が過去４カ月間実施したよりさらに多い人口１００万人当たり診断検査を実施する」と明らかにした。

メリンダ氏は現状況で経済再開の動きを見せているトランプ行政府の対応を否定的に評価して「ドイツの事例を見る必要がある。封鎖解除措置を非常に段階的かつ安全に取っている」と話した。

これに先立ち、夫であるビル・ゲイツ理事長は韓国の新型肺炎防疫を模範的だと数回も明らかにした。先月には文在寅（ムン・ジェイン）大統領と電話会談を行って「韓国がワクチン開発に先頭に立ってほしい」と呼びかけた。ビル＆メリンダ・ゲイツ財団は新型肺炎の退治とワクチン開発のために計３億ドル（約３２０億円）を寄付したことが分かった