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「金正恩委員長、ハノイ会談決裂後に公式の席で涙」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の金正恩委員長

韓国の金鍾大(キム・ジョンデ)正義党議員が24日、米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が交換した親書の内容について「相手が最も興味を感じる部分をやりとりしたはず」と予想した。

国会国防委員会所属の金議員はこの日午前、CBSラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」のインタビューで「(親書の内容は)経済制裁に関する話ではないかと思う」とし「総合すると、両首脳間でやり取りされたメッセージは、北が寧辺(ヨンビョン)核施設のいくつかを果敢に公開し、米国の専門家とともに査察することを大胆に受け入れる一方、米国は柔軟に経済制裁を猶予したり弾力的に適用するという内容ではないだろうか」と話した。

金議員は米朝首脳のこうした譲歩については「ベトナム・ハノイで首脳会談が決裂したことを両指導者があまりにも残念だに思っているため」と分析した。また「一部のメディアがいう『ハノイトラウマ』は北側が大きいと見るが、韓米情報筋から『ハノイ会談直後に金委員長が公式の席で涙まで流した』という噂も聞いた」と主張した。続いて「どのような席だったかは正確に分からないが、金委員長が『人民が飢えている時に私は景色の良いところを旅行し、いかなる成果も出せなかった』と悔恨の涙を流したようだ」とし「こういうことまで北側では流すようだ」と伝えた。


ただ、金議員はこのような主張について「事実かどうかは確認していない」としながらも「精通する情報筋から聞いた」と伝えた。

これに先立ち北朝鮮国営メディアの朝鮮中央通信は、金委員長がトランプ大統領の親書に満足を表し、親書の内容を慎重に検討するという立場を明らかにしたと23日、報じた。朝鮮中央通信はホームページで金委員長がトランプ大統領の親書を読む写真を公開しながらも、親書を送ってきた時期や具体的な内容には言及しなかった。



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