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「北朝鮮問題の薬効尽きた」…文大統領の支持率最低、追加補正予算を検討(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

カンボジアを国賓訪問中の文在寅大統領がシアヌーク国王の銅像に献花し黙祷している(写真=青瓦台写真記者団)

「青瓦台(チョンワデ、大統領府)と党は支持率に一喜一憂しないというが、実際は非常に一喜一憂している。それが民心と世論の流れなので無視することはできない」。

与党「共に民主党」の核心関係者が最近私席でした話だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が最低値を更新し続ける状況に対する言及だった。大統領支持率が下がっていくため自然に与党である民主党の支持率も下落傾向だ。この関係者の話のように党と青瓦台は世論調査結果に対し表向きには「過去の政権に比べ支持率が高い方だ」「任期後半になるほど支持率が下がるもの」としながら大きな意味付けはしていないが、内部的には神経を尖らせる雰囲気が歴然としている。

15日に発表された韓国ギャラップの世論調査で文大統領の国政支持率は就任後最低となる44%を記録した。前日の14日にはリアルメーターも文大統領の支持率が自社調査の結果過去最低の45.0%と集計された。リアルメーターの調査で政党支持率は民主党が37.2%、自由韓国党が32.3%を記録した。両政党間の支持率格差は4.9ポイントで、2017年5月の文在寅政権発足後最も縮まった。


支持率下落の要因は何か。内部で最も多く取り上げられているのがなかなか改善しない経済状況だ。世論調査機関でも経済・民生問題の解決不足を支持率下落の主要原因に挙げている。また、昨年の文大統領支持率の高空飛行の原動力だった南北関係が2回目の米朝会談決裂後にもつれる兆しを見せているのも民主党としては大きな負担だ。北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官が15日に「米国にいかなる形態であれ譲歩する意思はない」と背水の陣を敷き文大統領の仲裁者としての役割はさらに難しくなった。

「朴槿恵(パク・クネ)政権が失政し政権を取ったなら改善されなければならない。われわれもできないが自由韓国党はもっとできなかったというのは通じない」(経済通A議員)

「南北関係は薬効が尽きた。経済で成果を出せなければ『北朝鮮問題ばかり没頭し経済をぶち壊した』と逆風が吹きかねない」(比例代表B議員)

「民主党はまだ野党のようだ。政府与党は宣伝的な良い話ではなく政策で成果を出し、これを通じて評価されなくてはならない」(非文在寅性向の3選議員)。



「北朝鮮問題の薬効尽きた」…文大統領の支持率最低、追加補正予算を検討(2)


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