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地球の温室効果ガス濃度、観測史上最高に…大気中に1000年以上残る「六フッ化硫黄」の増加幅が最大

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
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米オハイオ州の石炭火力発電所から煙が立ち上っている。[AP=聯合ニュース]

昨年、地球全体の温室効果ガス濃度が観測史上最高を記録した。代表的な温室効果ガスである二酸化炭素の濃度は、産業化以前の約1.5倍に増加した。

世界気象機関(WMO)が27日に発表した「温室効果ガス年報」によると、昨年の世界全体の二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)の平均濃度はいずれも観測史上最高を更新した。


二酸化炭素濃度は426.8ppmで、前年より2.8ppm増加した。これは産業化以前(1750年)の1.53倍に相当する。


ただし、増加幅は前年の3.5ppmと比べてやや縮小した。WMOは、2023~2024年に強いエルニーニョ現象が発生した後、陸上の炭素吸収源が回復したことに加え、山火事による炭素排出量が減少したためと分析した。

別の温室効果ガスであるメタン(CH4)と一酸化二窒素(N2O)の平均濃度も、それぞれ1948ppb、339.1ppbとなり、いずれも観測史上最高を記録した。

昨年のメタン濃度の増加幅は6ppbで、過去10年間の年平均増加幅(10ppb)を下回った。一方、一酸化二窒素は1.1ppb増加し、過去10年間の年平均増加幅(1.1ppb)とほぼ同じ水準だった。

韓国国内の温室効果ガス濃度も、世界平均を上回る水準で増加を続けている。韓国気象庁が今年4月に発表した昨年の韓国国内における温室効果ガスのバックグラウンド濃度は、二酸化炭素が432.7ppm、メタンが2023ppb、一酸化二窒素が340.6ppbで、世界平均をそれぞれ5.9ppm、75ppb、1.5ppb上回った。

WMOは、エネルギー転換の過程で発生する六フッ化硫黄(SF6)と水素(H2)の増加傾向に注目した。六フッ化硫黄の濃度は過去30年以上にわたって増加を続けており、昨年の年間増加幅は観測史上最大となった。

六フッ化硫黄は、主に電力設備で絶縁ガスとして使用される物質だ。大気中での寿命は1000年以上と非常に長く、地球温暖化を引き起こす効果も二酸化炭素(CO2)の2万4300倍に達する。

水素は温室効果ガスではないものの、大気中でメタンの除去を遅らせるなど、間接的な地球温暖化効果をもたらす。WMOは「六フッ化硫黄と水素が大気中に漏出した場合、エネルギー転換による気候変動の緩和効果を一部相殺する可能性がある」と指摘した。

韓国気象庁の李美善(イ・ミソン)庁長は「長年にわたって蓄積してきた温室効果ガスの観測データは、気候変動の原因と傾向を理解するうえで重要な科学的根拠となる」とし、「気象庁が保有する長期連続観測データや、六フッ化硫黄世界標準センターの運営能力を生かし、世界全体と韓国の温室効果ガスの変化に対する科学的理解を深め、国のカーボンニュートラル政策を支えていく」と述べた。



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