7日(現地時間)、ウクライナの首都キーウで、救助隊員らがロシアのドローン攻撃によって損壊した5階建ての住宅の周辺で救助活動を行っている。[AFP=聯合ニュース]
ロイター通信やAFP通信などによると、ロシア軍は同日未明から、巡航ミサイルと弾道ミサイル計70発やジェット推進型のシャヘド・ドローンを投入し、首都キーウをはじめウクライナ全土を攻撃した。各地で建物が倒壊し、火災が発生した。
キーウの人口密集地域であるダルニツキー地区では、弾道ミサイル攻撃によって火災が発生し、2人が死亡した。北部チェルニヒウでは、5階建ての集合住宅がミサイル攻撃を受け、子ども5人を含む19人が死亡、約20人が負傷した。ドニプロやザポリージャ、オレクサンドリヤなどでも計4人が死亡した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はSNSで、「主要な攻撃目標の一つはエネルギーインフラだった」とし、「今回の攻撃は、最も卑劣な攻撃の一つだった」と述べた。さらに、「ロシア軍は、まるでウラジーミル・プーチンに誕生日プレゼントを贈るかのように住宅を破壊した」と批判した。
今回の空襲は、ゼレンスキー大統領が前日の国民向け演説で、ロシアによる大規模攻撃の可能性を警告した直後に行われた。
ロシアは最近、キーウを中心に攻勢を強めている。特にエネルギー施設や橋などに攻撃を集中させており、ウクライナの電力網や交通網にも支障が生じている。電力網の負担を軽減するため、キーウでは輪番停電が導入された。
今月初めには、キーウのドニプロ川に架かる橋が、ロシアのドローンによって少なくとも6回攻撃された。キーウにある6本の橋のうち5本で車両の通行に支障が生じ、ウクライナ当局は、最近攻撃を受けた北部橋の両側に、ドローン攻撃を防ぐための大型防護ネットを設置した。前日には、ザポリージャ地域のドニプロ川に架かる橋も攻撃を受け、閉鎖された。
ロシアは、民間施設を標的にしたとの疑惑を否定している。ロシア国防省は同日、キーウにあるフラミンゴ・ミサイルを組み立てる企業などの軍事関連施設を攻撃したと主張した。
ウクライナは、ロシアの弾道ミサイルやジェット推進型ドローンに対処するための防空システムが不足し、苦境に立たされている。弾道ミサイルを迎撃できるパトリオットなど、防空に必要な装備の在庫は、今年2月にイラン戦争が勃発して以降、世界的に枯渇している。ロシアが投入するジェット推進型ドローンは、飛行速度が従来型の最大3倍に達し、迎撃も容易ではない。
ウクライナは、ロシアのエネルギー施設を標的とする報復攻撃に乗り出した。ウクライナ軍は同日、ロシアのペルミ、サマラ、アストラハンの各地域にある石油施設2か所を含む計4か所を攻撃したと発表した。ゼレンスキー大統領は攻撃の映像を公開し、「ロシアの攻撃に対する正当な対応だ」と述べた。
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