前日には国防部の安圭佰(アン・ギュベク)長官とヘグセス米国防長官が初めて電話で会談した後に韓国国防部が「韓米同盟を相互互恵的に現代化するための協議を持続することにした」と明らかにした。韓国政府が同盟の現代化に公式に言及したのはこれが初めてだが、引き続き外相会談でもこれを取り上げており、外交部と国防部が米国と2プラス2形式で交渉を本格化するだろうという見方も出ている。これは歴代政権と同じように李在明政権も方針とした戦時作戦統制権転換議論ともかみ合わさる可能性がある。
トランプ大統領が前日に予告した「2週間以内の韓米首脳会談」でも同盟現代化は主要議題になる見通しだ。政府高位関係者は首脳会談の議題について「韓米同盟をどのように未来志向的包括的同盟にアップグレードするのかに対し相互に意見一致があった」と説明した。
米国が韓国に望むものは韓米外相会談後に米国務省が発表した報道資料にもあらわれた。米国務省のブルース報道官は「両長官は台湾海峡の平和と安定維持が国際社会の安全保障と繁栄に必要不可欠な要素だと強調した」と明らかにした。
これに対し韓国外交部は、両長官が「インド太平洋地域の平和と安定に向けた両国間の協力を増進していくことにした」と明らかにしただけで、報道資料で台湾に直接言及してはいない。同盟で台湾問題が占める割合をめぐり韓米間の立場の違いが現れたものとの解釈が出ている理由だ。政府高位関係者はこれについて「台湾問題に対し韓米長官間でぎくしゃくすることは全くなかった」としながらも「米国は(台湾問題について)話し、われわれは具体的な対策を話せる状況ではない」と説明した。
外相会談では北朝鮮関連議論も行われた。韓国外交部と米国務省とも報道資料を通じて「北朝鮮の完全な非核化」に対する共感を再確認した。米国務省は両長官が「対北朝鮮制裁の完全な履行に対する確固とした意志を再確認し、北朝鮮とロシアの軍事協力拡大に重大な懸念を表明した」と明らかにした。しかし韓国外交部の報道資料にはこうした内容は反映されなかった。李在明政権の対北朝鮮融和基調による双方の立場の違いが現れたという分析が出ている。
韓米首脳会談と関連し、韓国政府高位関係者は「日程を調整中であり、確定までは時間がかかるだろう」と話した。
◇韓米合同演習一部延期か=今月中旬に始まる韓米合同演習である「乙支(ウルチ)フリーダムシールド」期間中に実施される野外機動訓練の一部が来月以降に延期される可能性が大きくなった。猛暑のためとされるが、北朝鮮の反発も考慮したとみられる。統一部の鄭東泳(チョン・ドンヨン)長官は韓米合同演習調整を建議すると明らかにしていた。これに対して専門家らは北朝鮮に誤ったシグナルを与えかねないと懸念する。梨花(イファ)女子大学のパク・ウォンゴン教授は「戦争は天気と関係ないのに演習を延期するのは理解し難い」と指摘した。
在韓米軍の役割変化「安全保障請求書」差し出した米国(1)
トランプ大統領が前日に予告した「2週間以内の韓米首脳会談」でも同盟現代化は主要議題になる見通しだ。政府高位関係者は首脳会談の議題について「韓米同盟をどのように未来志向的包括的同盟にアップグレードするのかに対し相互に意見一致があった」と説明した。
米国が韓国に望むものは韓米外相会談後に米国務省が発表した報道資料にもあらわれた。米国務省のブルース報道官は「両長官は台湾海峡の平和と安定維持が国際社会の安全保障と繁栄に必要不可欠な要素だと強調した」と明らかにした。
これに対し韓国外交部は、両長官が「インド太平洋地域の平和と安定に向けた両国間の協力を増進していくことにした」と明らかにしただけで、報道資料で台湾に直接言及してはいない。同盟で台湾問題が占める割合をめぐり韓米間の立場の違いが現れたものとの解釈が出ている理由だ。政府高位関係者はこれについて「台湾問題に対し韓米長官間でぎくしゃくすることは全くなかった」としながらも「米国は(台湾問題について)話し、われわれは具体的な対策を話せる状況ではない」と説明した。
外相会談では北朝鮮関連議論も行われた。韓国外交部と米国務省とも報道資料を通じて「北朝鮮の完全な非核化」に対する共感を再確認した。米国務省は両長官が「対北朝鮮制裁の完全な履行に対する確固とした意志を再確認し、北朝鮮とロシアの軍事協力拡大に重大な懸念を表明した」と明らかにした。しかし韓国外交部の報道資料にはこうした内容は反映されなかった。李在明政権の対北朝鮮融和基調による双方の立場の違いが現れたという分析が出ている。
韓米首脳会談と関連し、韓国政府高位関係者は「日程を調整中であり、確定までは時間がかかるだろう」と話した。
◇韓米合同演習一部延期か=今月中旬に始まる韓米合同演習である「乙支(ウルチ)フリーダムシールド」期間中に実施される野外機動訓練の一部が来月以降に延期される可能性が大きくなった。猛暑のためとされるが、北朝鮮の反発も考慮したとみられる。統一部の鄭東泳(チョン・ドンヨン)長官は韓米合同演習調整を建議すると明らかにしていた。これに対して専門家らは北朝鮮に誤ったシグナルを与えかねないと懸念する。梨花(イファ)女子大学のパク・ウォンゴン教授は「戦争は天気と関係ないのに演習を延期するのは理解し難い」と指摘した。
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