北朝鮮は韓国に対する攻撃よりも金正恩（キム・ジョンウン）政権を維持することに注力していると、在韓米軍司令官が評価した。

ラカメラ在韓米軍司令官は２０日（現地時間）、米下院軍事委員会の公聴会に出席し、北朝鮮の金正恩国務委員長の意図を尋ねる議員の質問に対し「最優先順位は政権の生存」と答えた。

ラカメラ司令官は「彼は政権生存に必要な大量破壊兵器を開発していて、制裁を緩和しようとしている」とし「彼は自国を防御しようと準備していて、それが最優先順位」と述べた。


北朝鮮が韓国を攻撃することは予想していないのかという質問には「他国と同じく新型コロナから回復していて、現在は冬季訓練の周期にある」とし「彼は（軍事）装備をテスト中で、ロシアにウクライナ戦争で使用する装備を供与し、ロシアが装備をテストしている」と答えた。

また「我々は韓国を防御するため在韓米軍２万８５００人に引き続き投資しなければいけない」とし「投資には朝鮮半島内外で実施する２国間、３カ国間、多国間訓練などが含まれる」と述べた。