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「韓国キムチ名匠1号」腐ったハクサイとカビの生えたダイコンでキムチ作り裁判に

ⓒ 中央日報日本語版

ハンソン食品のキム・スンジャ代表(中央)が2017年、東大門(トンデムン)JWマリオットホテルで開かれた女性経済人の日の行事で李洛淵(イ・ナギョン)当時首相(左)から金塔産業勲章を受章している。[中央フォト]

「大韓民国キムチ名匠1号」を受けていたハンソン食品のキム・スンジャ代表が腐ったハクサイとカビの生えたダイコンなど不良食材料を利用してキムチを作って販売していた容疑で起訴された。

31日、法曹界によると、ソウル西部地検食薬部はキム被告と漢城食品子会社ヒョウォン副社長A被告ら会社関連者8人を食品衛生法違反容疑で先月27日に起訴した。

彼らは変色したハクサイやカビの生えたダイコンなど不良食材料を使って2019年5月から昨年2月まで24万キログラム相当のキムチを製造して販売した容疑がもたれている。


この事件は昨年2月に公益申告者の国民権益委員会の申告で明るみになり、その後食品医薬品安全処の捜査を経て検察に送検された。昨年9月、食品医薬品安全処が副社長A被告に対する拘束令状を申請して検察が請求したが棄却された。その後、事件を担当した検察が昨年12月30日、キム被告に対して拘束令状を請求してA被告に対する令状を再請求したが再び棄却された。

検察は捜査過程で携帯電話フォレンジックの結果などを通して食品医薬品安全処が主犯と把握していたA被告の実際の背後にキム被告がいたと判断した。昨年2月のMBC(文化放送)の報道によると、ハンソン食品子会社が運営しているある工場で作業者が変色したハクサイとカビが生えたダイコンを調理しながらキムチを作っていた。

現場で撮影された映像には、当時作業者が腐った材料を調理しながら「ああ、汚い」「私たちにこのようなことをやらせていいのか。だめなんじゃないか」「臭いがするといったけど、臭いは大丈夫だって。でも何か言える? 私が…」と話す場面が登場する。

キム被告は昨年3月に謝罪文を通じて「今回の事態を通じて再び生まれ変わることができるように全職員と共にあらゆる努力を尽くしていく」と明らかにした。当時ハンソン食品側は該当の工場を廃業措置することに決めた。

キム被告は2007年に農林畜産食品部から「名人」の資格を、2012年雇用労働部で15年以上の産業現場従事者に付与される資格「名匠」を受けた。問題が大きくなるとキム代表は昨年3月、これらの資格をすべて返上した。



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