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「麺のこし」も金正恩氏が教えたという北朝鮮の平壌冷麺…ユネスコ遺産に登録

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

玉流館平壌冷麺[写真 共同取材団]

北朝鮮メディアが平壌(ピョンヤン)冷麺のユネスコ人類無形文化遺産登録のニュースを一歩遅れて報じた。

北朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は4日付の5面で「『平壌冷麺風習』が人類の代表的な非物質文化遺産(無形文化遺産)に登録された」と伝えた。

先月30日(現地時間)、モロッコのラバットで開かれた第17回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会では、北朝鮮の「平壌冷麺風習」をはじめ、計47件が人類無形文化遺産に新たに登録された。


同紙は「韓国民族固有の平壌冷麺風習が人類の代表的非物質文化遺産に正式登録されたことで、日増しに輝いて継承発展する朝鮮民族の悠久な歴史・伝統が世の中に広く知られるようになった」と伝えた。

平壌一帯に由来する冷麺を意味する平壌冷麺は、北朝鮮を代表する伝統料理の一つだ。

北朝鮮はこれまで平壌冷麺を「最高指導者の教えが込められている」などの意味を与え、一種の宣伝ツールとして利用してきた。

北朝鮮の宣伝メディア「わが民族同士」は先月19日、「平壌冷麺に込められた崇高な人民愛」という記事で、「一つの民族料理にも我々の優秀な民族伝統を大切にし、それを継承・発展させていくために常に気を使う金正恩同志の繊細な愛と恩情の世界が熱く込められている」と書いた。

同記事には「(金正恩委員長の)繊細な愛はコクがあり、さっぱりとして香り高いことで有名な平壌冷麺の出汁と麺のこしに至るまで細心の注意を払っている」「(金委員長が)いつか麺の太さと生地をはじめ、調理方法まで一々教え、またいつかは玉流館(オクリュグァン)で平壌冷麺の固有の味と伝統が蘇るように麺を作って韓国人民に奉仕することを繰り返し呼びかけた」などの主張も紹介された。



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