中国が韓国次期大統領の尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏の就任式に習近平国家主席側近である王岐山国家副主席を派遣する方針を検討中だと伝えられた。

３日、政界によると、王副主席は１０日開かれる尹氏の就任式に中国側の祝賀使節団代表として参加する可能性があることが分かった。

王副主席は習主席の執権初期の権力基盤を固めた反腐敗事情運動を率いて習主席の全面的な信任を得た人物で、習主席の「右腕」と評価された。


その間、中国は韓国大統領就任式に主に副首相級要人を送ってきた。２０１３年朴槿恵（パク・クネ）前大統領の就任式には劉延東共産党政治局委員兼教育・文化・科学担当国務委員が、２００８年李明博（イ・ミョンバク）元大統領の就任式には唐家旋中国外務担当国務委員が参加した。

王副主席を派遣すれば、多少格を上げたものといえる。外交街では単なる級よりも王副主席が習主席の側近要人という点に注目している。

韓中両国は最終調整を経て６日ごろ王副主席の訪韓日程を発表する予定だ。

外交筋は「誰が就任式に参加するかは決定されていない。現在協議中」とし「王副主席よりさらに高官級要人の出席の可能性も排除できない」と話した。