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だれが「サトシ」なのか…ビットコイン創始者の正体、法廷で決着か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ビットコイン

裁判を通じて仮想通貨ビットコインの創始者であるサトシ・ナカモトの正体が明らかになるのか関心を集めているとウォール・ストリート・ジャーナルが13日に報道した。

サトシ・ナカモトは2008年10月にインターネットに登場し、2011年4月に痕跡を残さず姿を消した。始まりはA4用紙9枚分の短い論文だった。サトシ・ナカモトは『ビットコイン:1対1電子貨幣システム』で銀行が必要ない新たな電子貨幣を提案した。

同紙によると、米フロリダ州裁判所では2013年4月に死去したデイブ・クレイマン氏の遺族が同業者であるクレイグ・ライト氏を相手取りに約100万BTCの所有権をめぐり訴訟が進行中だ。約100万BTCは現在の相場で640億ドルに達する。


クレイマン氏の遺族はクレイマン氏とライト氏がいずれもビットコイン創始者であるサトシ・ナカモトだと主張している。そのためサトシ・ナカモトが所有する100万BTCのうち半分は遺族のものという主張だ。

オーストラリア出身のプログラマーで現在英ロンドンに居住するライト氏は2016年から自身がビットコインの単独創始者だと主張している。

しかし仮想通貨業界ではライト氏に対する否定的な見方が優勢だ。ライト氏に対してはハッカーであり詐欺師にすぎないという評価が多いが、クレイマン氏の場合は彼のコンピュータ知識を考慮すると本当にビットコインを創始した可能性があるという専門家の評価が出ていると同紙は伝えた。

クレイマン氏の遺族もライト氏とクレイマン氏が初期に100万BTCを共同採掘したため遺族が半分の50万BTCを持つ資格があると反論した。

遺族側は2人が草創期からビットコイン開発にともに関与し協力した証拠を提出する計画だ。遺族の代理人弁護士は同紙に「パートナー関係である2人の友人がいたが、1人が死亡し残りの1人がどのようにすべてを独占しようとしたのかに関する裁判」と話した。

しかしライト氏側は、ライト氏がビットコインの単独創始者でクレイマン氏の役割はなかったことを見せる証拠があると明らかにした。

遺族らは2008年初めにライト氏がクレイマン氏にA4用紙9枚分の白書作成と関連して支援を要請したと主張する。彼らが協業して一緒に白書を書いてビットコインを開発したということだ。

インターネット空間で活動したサトシ・ナカモトは2010年12月を最後に姿を消し、2014年にドリアン・ナカモトという人物が本物のサトシ・ナカモトというニューズウイークの報道に、「私はドリアン・ナカモトではない」という反論を投稿した後に再び消えた。

引き続きライト氏が2016年5月に自身がビットコインの創始者だと主張して激しい批判に直面すると3日後に謝罪文を上げ自身の主張を撤回した。しかしその後自身がサトシ・ナカモトとし主張を再び変えたりともした。



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