蔚山市蔚州郡のセウル原発本部に位置する新古里3・4号機。[写真 韓国水力原子力]
7日、国会科学技術情報放送通信委員会の梁貞淑(ヤン・ジョンスク)議員が韓国水力原子力(韓水原)と韓国原子力統制技術院から提出を受けた資料を分析した結果、2012年から2021年9月末現在までの最近10年間、韓水原で発生したハッカーによるハッキングの試みは合計1463件にのぼることが明らかになった。
同じ期間、インターネットハッキングを類型別に調べると、ユーザーに対して悪意的な被害を与えるために作られたプログラムの悪性コード攻撃が934件で最も多く、非認可者がホームページにアクセスした後に資料を削除したり変更したりするなどのホームページ攻撃が388件、別名DDoSと呼ばれるサービス拒否攻撃が57件の順であることが分かった。
サイバー攻撃の発源地を国別に見てみると、国内からのハッキング件数が942件で最も多く、続いて欧州159件、中国141件、米国134件、アジア一部地域66件などさまざまな国家からハッキングが試みられているが明らかになった。
海外の場合、サイバーセキュリティー人材が担当する1人あたりの原子力施設は日本1.0基、米国1.6基、フランス0.6基、英国1.1基水準である反面、国内は1人あたり2.2基を担当していて人材不足が深刻であることが分かった。
梁議員は「最近になって国家の主要施設である韓水原に対するハッキング攻撃が少しずつ増加していて毎年絶えることがない」とし「原発施設のサイバーセキュリティー人材を現状態で維持するのではなく、セキュリティーシステムの強化に向けた専門担当者の拡充を積極的に支援しなければならない」と明らかにした。
この記事を読んで…