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中国シノバックのインドネシア臨床実験責任者、新型コロナで死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国の国旗

中国シノバック社が開発した新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンのインドネシア臨床試験を進めてきた責任者が新型コロナで死亡した。このためシノバックの「水ワクチン」議論は一層強まった。

8日、インドネシアの日刊紙コンパスなどによると、国営製薬会社ビオ・ファルマのNovilia Sjafri Bachtiar博士が、前日新型コロナで亡くなった。




Novilia博士は昨年から中国シノバックのコロナワクチン「コロナバック(coronaVac)」のインドネシア臨床試験総括責任を担当してきた。これに対して、エリック・トヒル国営企業部長官は「Novilia博士の死は非常に大きな損失」としながら哀悼した。

Novilia博士の死亡が伝えられ、シノバックワクチンの効能を疑う声が高まった。インドネシア・バンドンでは、昨年9月から1600人余りを対象にシノバックワクチンの治験第III相試験が行われ、現地食品医薬品安全庁は今年1月に65.3%の予防効果が確認されたとし緊急使用を承認した。

しかし、シノバックワクチン接種以降に死亡する事例が繰り返し報告されて「水ワクチン」問題が広がっていた。6月中旬、中部ジャワ州クドゥス県でシノバックワクチン接種完了後、コロナにかかった保健医療関係者数が350人以上にのぼると集計された。

インドネシア市民が作った新型コロナ情報プラットフォーム「LaporCovid-19」によると、6月から現在まで131人の医療関係者がコロナにかかって死亡したが、その大部分がシノバックワクチン接種を完了していたことが分かった。

インドネシア病院協会(IHA)のリアファ・タクスマ事務局長は「ジャワ島大型国営病院職員を対象に調査した結果、10%が新型コロナウイルス(新型肺炎)陽性反応を示した」とし「彼らは少なくとも14日間隔離されなければならないが、患者の急増で5日しか休めず、業務に復帰する場合が大半だ」と話した。

インドネシアの一日感染者数は6月24日2万人、7月6日3万人を初めて超えた後、7日3万4379人を記録した。一日の死亡者数は7日、1040人に達した。



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