中国揚子江(長江)流域が例年よりも早く洪水期に入った。南部の一部地域には20日間雨が降り、中国9省79カ所の河川地域に洪水警報が発令された。例年より1カ月近く早かった。河川や湖、貯水池の水位が急上昇している中、今年最悪の洪水被害が出るのではないかという懸念が出ている。
中国気象局によると、今月に入り、中国中南部地域は5回の豪雨に見舞われた。雨が降った日は15~20日で、平年に比べて2倍以上だった。26~27日、浙江省や江西省、福建省、湖北省、四川省、貴州省、広西省、雲南省、チベットの一部地域などに100ミリ以上の大雨が降った。
揚子江が貫く湖北省武漢市の漢口測量所は26日、156年ぶりに最高水位を記録した。揚子江水資源管理委員会によると、この日午前10時川の水位は25.05メートルを記録した。これは1865年の水位観測開始以来、5月に記録されたものの中で最高値となる。現在、揚子江中下流の水位は平年比2.3~4.1メートル高く、昨年同期比4.6~7メートル高い状態だ。これに伴い、揚子江流域気象センターは警報水準である非常レベル4段階対応を発令した。
江西省ではすでに洪水被害が発生している。19日から始まった大雨でハ陽湖の水位が急激に上昇して56万人が水害を受け、40万ヘクタールの農地が水に浸った。各地の道路や村で浸水被害があり、ほとんどの学校も休校になった。経済的損失は3億8000万人民元(約66億円)に達すると推定された。江西省修河やハ陽湖一帯は、毎年洪水被害が発生する地域だが、今年は例年より20日ほど早いと現地メディアは伝えた。
水資源部洪水予防部課長の王偉躍氏は「普通、北緯20度程度の亜熱帯高気圧帯の位置が著しく北上したうえ、勢力が強い状態で北側の冷たい空気が繰り返し南下し、江以南地域に多くの雨を降らせている」と明らかにした。中国気象庁は「今後1週間、揚子江南部地域に大雨が頻繁に続く予定」としながら「警報信号発令時には外出を控えて浸水被害の防止に備えてほしい」と呼びかけた。
中国気象局によると、今月に入り、中国中南部地域は5回の豪雨に見舞われた。雨が降った日は15~20日で、平年に比べて2倍以上だった。26~27日、浙江省や江西省、福建省、湖北省、四川省、貴州省、広西省、雲南省、チベットの一部地域などに100ミリ以上の大雨が降った。
揚子江が貫く湖北省武漢市の漢口測量所は26日、156年ぶりに最高水位を記録した。揚子江水資源管理委員会によると、この日午前10時川の水位は25.05メートルを記録した。これは1865年の水位観測開始以来、5月に記録されたものの中で最高値となる。現在、揚子江中下流の水位は平年比2.3~4.1メートル高く、昨年同期比4.6~7メートル高い状態だ。これに伴い、揚子江流域気象センターは警報水準である非常レベル4段階対応を発令した。
江西省ではすでに洪水被害が発生している。19日から始まった大雨でハ陽湖の水位が急激に上昇して56万人が水害を受け、40万ヘクタールの農地が水に浸った。各地の道路や村で浸水被害があり、ほとんどの学校も休校になった。経済的損失は3億8000万人民元(約66億円)に達すると推定された。江西省修河やハ陽湖一帯は、毎年洪水被害が発生する地域だが、今年は例年より20日ほど早いと現地メディアは伝えた。
水資源部洪水予防部課長の王偉躍氏は「普通、北緯20度程度の亜熱帯高気圧帯の位置が著しく北上したうえ、勢力が強い状態で北側の冷たい空気が繰り返し南下し、江以南地域に多くの雨を降らせている」と明らかにした。中国気象庁は「今後1週間、揚子江南部地域に大雨が頻繁に続く予定」としながら「警報信号発令時には外出を控えて浸水被害の防止に備えてほしい」と呼びかけた。
この記事を読んで…