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公務員射殺事件から1週間も経たないうちに…韓国与党「北朝鮮観光決議案」上程強行

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

28日午前、ソウル汝矣島国会外交統一委員会全体会議で宋永吉委員長が開議宣言をしている。オ・ジョンテク記者

韓国国会外交統一委員会の宋永吉(ソン・ヨンギル)委員長が28日、与党「共に民主党」議員が発議した「韓半島(朝鮮半島)終戦宣言要求決議案」と「北朝鮮個別観光要求決議案」などの法案上程を強行しようとしたが野党議員の反発に遭った。野党は北朝鮮による失踪公務員射殺事件にもこのような決議案を上程しようとしたとして強く批判した。

国会外交統一委員会はこの日全体会議を開き、金ギョン侠(キム・ギョンヒョプ)民主党議員が代表発議した「韓半島終戦宣言要求決議案」と姜炳遠(カン・ビョンウォン)議員が提出した「韓半島平和のための北朝鮮個別観光許容要求決議案」を強行した。野党「国民の力」議員はこれに反発してこの2つの案件処理を保留しようと強力に要請した。

「国民の力」の金碩基(キム・ソッキ)議員は「現在のような状況で2つの決議案採択を進めようというのは話にならないと考える」とし「わが国民が北朝鮮によって無差別に生命を失っているのに、何事もなかったように個別観光を推進しようと決議案を国会が推進するというのは一体どういうことか」と語気を強めた。同党の趙太庸(チョ・テヨン)議員も「北朝鮮個別観光を予定通りに推進した時、わが国民の安全をどのように保証できるか」と話した。


反面、「共に民主党」の金映豪(キム・ヨンホ)議員は「韓半島終戦宣言要求決議案の場合、すでに熟慮期間を充足しているので、今日の開会と同時に上程した」とし「(野党)議員の意見を十分に理解し、また同意する部分もあるが、法案小委にあげて国民の目の高さ、感情を勘案して議論するときに深く議論するほうがよい」と話した。

この過程で同党の安敏錫(アン・ミンソク)議員が「2018年この時期、終戦宣言に対する期待をわれわれがしなかったか。もしその時に終戦宣言がされていたとすれば今回の不幸な事態もなかったと思う」とし「終戦宣言の道はわれわれ国会が作る必要がある」と主張して論争になった。

一方、この日の国会では双方が対立して外交統一委員会全体会議が中断したりもした。終戦宣言要求決議案等は国民の力など野党の強力な反発で案件調停委員会に回付された。



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