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西側から続々出てくる「中国責任論」…中国は「雑音」として強く反発

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国外交部の華春瑩報道官は30日の会見で、西側の一部の国が基準に満たない中国製医療物資をリコールしたことに対し、「中国が受け取った援助物資にも不合格品があった」と述べた。[中国外交部ホームページ キャプチャー]

西側でますます台頭する新型コロナウイルスに対する「中国責任論」に中国が緊張している。「中国叩き」で先頭に立ってきた米国だけでなく、英国など一部西側諸国からも中国を恨む声が出てき始めたためだ。

海外の動静に最も敏感に反応する中国環球時報は31日、「3大事実は中国がはばかることなく雑音に対抗するよう支持する」という見出しの社説を載せた。「雑音」は西側の中国非難を指す。

社説は現在西側で中国に向け提起している3種類の「雑音」を挙げた。最初に中国が新型コロナ感染者と死亡者数を隠したということだ。中国の隠蔽により新型コロナウイルスの危険性がよくわからず、したがってまともに対応措置を準備できなかったと批判している。


代表的にポンペオ米国務長官がこうした主張を展開している。ところがマイケル・ゴーブ英国務調整室長も最近英BBCとのインタビューで「英国の新型コロナ問題に対する準備はなぜ不十分なのか」という質問を受け同様に答えた。

彼は「昨年12月に中国で初めての新型コロナ事例が出現したが、中国は感染症の規模や特性、伝染性などについて明確に説明しなかった」と話した。中国が事態の深刻性をしっかりと知らせなかったということだ。

こうした西側の主張に力を与える報道が中国から出ていたりもする。中国誌の財信は最近2日間に5000個の骨壺を運んだというトラックドライバーの話を伝え、武漢当局が発表した新型肺炎死亡者2500人という数字に疑惑を提起している状態だ。

環球時報の社説が指摘した西側から出る2番目の「雑音」は一部の基準に満たない中国製医療物資を問題にして中国外交に泥を塗っているということだ。オランダは28日に基準に満たない中国製マスク130万枚をリコールした。

また、スペインとチェコでも中国製診断キットを輸入したが正確度が大きく劣り使用を

中断する事態が起きた。これに対し中国外交部の華春瑩報道官は30日、「われわれが受け取った援助物資の中にも一部不合格品があった」と話した。

華報道官はしかし「これに対するわれわれの選択は援助を提供した国の善意を信じ尊重するということだった」と説明した。だが「われわれも不合格品を受け取った」ということが「われわれも不良品を与えることができる」ということを正当化することはできない苦しい釈明という指摘が出ている。

環球時報によると西側から出る3番目の「雑音」は、「中国の責任を問い詰めるべき」という本格的な「中国責任論」の提起だ。環球時報は英ガーディアン紙を引用し、英国政府の閣僚と官僚らが新型コロナ関連の中国の不十分な情報に対し現在「計算」を準備していると伝えた。

ガーディアン紙はまた「英国の官僚は『中国が疫病を利用して経済的な利益を得ている』とし憤怒していると伝えた。環球時報はこうした3種類の「雑音」が極めて時代錯誤的な「合唱」を生みだしていると非難した。

社説はこうした「合唱」の裏には中国に対する慢性的な偏見、中国の状況は安定したのに自分たちは危険に直面していることに対する憤怒、感染症を統制できない自身の無能を隠しその責任を中国に転嫁しようとする意図があると主張した。

また、西側の攻勢に中国は持続的な新型コロナ統制、助けが必要な国に対する支援、新型コロナ問題後の素早い経済回復の3種類の事実ではばかることなく対抗しなければならないと強調した。

こうした中国の強い反発はそれだけ西側の非難が痛いという話と解釈される。



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