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映画『靖国』、全議員対象に事前試写会



12日、東京と大阪で公開される映画『靖国』が12日、自民党議員たちの事前検閲を受けることになった。

靖国神社は日本軍国主義を崇尚する代表的な宗教施設。小泉純一郎元日本首相は、在任中、毎年ここを参拝して韓国や中国など日帝被害国の多くの反発を買ってきた。


この映画は中国中央TV(CCTV)プロデューサー出身で1989年、自由な映画制作をしたいと日本に渡ってきた李纓(リ・イン、45)さんが97年に撮影を始め、昨年完成したもの。ドキュメンタリー形式で制作された映画は、軍隊用の刀である“靖国刀”を作ってきた刀職人による戦争と神社をめぐる複雑な思いを軸に展開される。小泉元首相の参拝や軍服を着た老兵、星条旗を振って靖国を訪れた米国人も登場する。

ところが一部の週刊誌が最近、この映画に中国南京事件関連写真が入っている点などを掲げ「客観性が欠けた反日映画だ」と報道した。すると自民党の“伝統と創造の会”という若手議員の会が試写会を要求した。9日付朝日新聞によると、この団体の会長である稲田朋美議員は、この映画に日本政府の芸術文化振興基金750万円が支援された点を挙げ「一種の国政調査権だ」と話している。

李監督と日本の映画配給社アルゴ・ピクチャーズは「先月ベルリン国際映画祭にも公式招待を受けた映画で、イデオロギーや反日とは関係がない」と試写会を拒否したが、全議員を対象にするという条件で12日、試写会を開くことにした。

李監督は「この映画に反日映画というレッテルが付くのが嫌だった」と述べた。また「日本人は戦争で死ねば英雄になると思うのかもしれないが、被害者たちの心情は全く考えない。日本人はこの映画を見ながら靖国と戦争に対してまた考え直すべきだ。小泉元首相にもこの映画を見てほしい」と話した。



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