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“韓国は世界10位の排出国…国民すべてが参加を”
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18日午前11時、ソウル清渓川広場に直径1メートルほどの氷で作った地球儀が登場した。黒い仮面をかぶった人がポータブルガスバーナーで火をつけて地球をとかし始めた(写真)。黒い仮面をかぶった人は二酸化炭素(CO2)を無責任に排出する人々の象徴だ。引き続き、白い仮面をかぶった3人が登場した。太陽光、木、風力発電を象徴する人々だ。これらは黒い仮面をかぶった人を制止した後、“温室ガス排出量ゼロ”と書かれたカードを掲げる。炭素ゼロ(Carbon Neutral:炭素中立)キャンペーンのオープニングを知らせるパフォーマンスだ。
炭素ゼロキャンペーンは個人や企業が排出した温室ガスを自ら減らす運動だ。産業資源部が主催してエネルギー管理公団・中央日報が主管する。イ・ジェフン産業資源部次官は祝辞で“我が国は世界10位の温室ガス排出国”とし「国民のすべてが炭素ゼロプログラムに参加する必要がある」と述べた。
炭素ゼロキャンペーンはインターネットサイト(http://zeroco2.kemco.or.kr)を通じて旅行や各種イベント、暖房や自動車の運転で発生するCO2の量を計算することから始まる。市民たちが自分が地球温暖化にどれだけ寄与しているかどうかも知らせてくれる。下半期からは排出した温室ガスを相殺する案も市民たちに提示する計画だ。活動やイベントでやむなく排出した温室ガスの量に比例して基金を出す案だ。基金は木を植え、森をいかし、新再生エネルギー開発のような温室ガス減縮事業をする機関に投資される。
エネルギー管理公団はこの日イベントを行いながら6トンほどの二酸化炭素を排出するものと見て、今後は木を植えてこれを相殺する計画だと説明した。エネルギー管理公団広報教育室ウ・ジェハクチーム長は“炭素ゼロプログラムは自発的参加と寄付が基本的概念だ”と話している。
イベント会場には‘炭素の木の電卓’が設置された。温室ガスであるCO2をとり除くために木をいくら植えなければならないかその場で計算してくれるのだ。ナム・ドクウさん(22、大学生)さんは「自分が排出するCO2を1キロを無くすために木4本を植えなければならないということを初めて知った。これからは環境に対して関心を少しずつ持てそうだ」と言った。
ガソリンなしで電気でだけ動く二輪電車も登場した。地球環境を脅威する温室ガスを、風力発電のような新材生エネルギーが追い出すといった内容のパフォーマンスも行われた。
チョン・ミンチョルさん(26、大学生)は「普段環境問題に関心が高くなかったが、泰案(テアン)原油汚染事故時、ボランティアに行ってからずっと関心を持つようになり、イベントを見に出てきた」と話した。
参加者たちはイベントが終わった後、自転車同好会会員たちの自転車の行列を先頭に清渓広場~広通橋の間を往復して通りの市民を対象に環境の大切さを喚起させた。
産業資源部とエネルギー管理公団は22日まで“気候変化対策週間”イベントを開く。ソウルと大田、光州、蔚山、清州で温室ガス減縮と気候変化対応をテーマにしたセミナーも開催する。19日午前11時にはソウル市役所前ソウル広場で気候変化に対する市民たちの認識水準に対する測定結果を発表する“気候変化認識指数プロモーション”イベントをする計画だ。
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